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小学生(高学年)の頃。
父と神戸へ、灘の酒(銘柄は忘れてしまいました)を買いに行きました。
父は、神社へお酒の奉納をしようと思っていたようで、近くの酒屋さんで買っても良かったのに わざわざ酒蔵へ買いに行ったのです。
そのときの私は、どこに行くのかも知らないまま父について行きました
父は富山の出身です。
30歳くらいに兵庫へ引っ越しました。
冬になると神戸の酒蔵へ出稼ぎに行く親戚が何人かいました。
父が子供の頃、酒蔵での仕事の話をよく聞かせてもらっていたそうで、いつか見学に行きたいと思っていたのでした。
電車で神戸まで行き、歩いて酒蔵を探しました。いくつか酒屋さんの前を通り過ぎて歩いていると、お目当ての酒屋さんへ到着しました。
お店に入ると、何人かお客さんがいて お酒の試飲をしていました。
父もお酒をいただいて上機嫌になりました。
『少しだけで良いので見学させてもらうことはできますか?』と父はお店の人に聞いてみました。
『見学ですか?ちょっと聞いてきます。』とお店の人は、奥に聞きに行ってくれました。
OKが出たんですよ
普段からよく見学に来る人がいるらしくて、快く受け入れてくださいました。
大きな金属のタンクが並んでいて、昔使っていた大きな木の樽も展示してありました。
見学していると、ブーーンっと何かが飛んできたのです。カナブンみたいな羽音でした。だから虫がいる
っとビビりました
たくさん飛んで来るのです
父と案内してくれる人は気が付いていません。何もない様子で歩いていました。
コレって他の人にはみえてないヤツなんかなぁ
?と思いました。
怖がらずに、よくみてみようと思って落ち着いて観察しました。
ブーーンと飛んでくるモノが、キラキラとした光になりました。光と羽がみえたのです。
私のところに飛んできて
『あなた、私達のことがわかるの?』と話しかけてきました。
『うんうん。みえる。何してるん?』
酒造りをお手伝いしてるそう。
発酵がどうとか、酵母がどうとか、日数がどうとか、話してくれましたが 小学生の私には難しい話でした。
私は自分の両手を胸の前に出していました。
手のひらの上に妖精さんを乗せて話していたのです。
私が動かなくなったので、父は
『あっちも見に行かんか?行きたくないんか?ほな、そこで待っとくんやぞ。あっちも見に行ってくるから。あちこち行くんやないぞ!』と言って他の場所へ行ってしまいました。
私は妖精さんをみつめ、小さな声で話をしていました。
それを見ていたお店の人が
『何かいるの?よく見学者が来てくださるのだけど、あなたのように話してる人がたまにいるの。妖精がいるとか精霊がいるって教えてくれたのよ。あなたにもみえるの?どんな姿なの?お姉さんに教えてくれる?』
と興味津々に話しかけてきました。
大きさは10cmくらい。
黄色のような?白っぽい光の玉。
よくみると羽がついていて、人のような姿。
飛び回っているので数えきれなくて、とにかくたくさんいると説明しました。
そんな話をしていると、社長さんがやってきたのです。
『面白い話をしとるなぁ。そんなにたくさんおるんや。みれるもんなら みてみたいなぁ。』と社長さんはニコニコしながら話しかけてきました。それから自己紹介をしてくださって、酒蔵のお話をしてくださいました。
妖精さん達が、
『社長にも みせてあげるよ。社長の手とあなたの手を繋いでくれる。あなたの手を挟むようにしてくれたらいいよ。』と言うので
『あの、妖精さんから姿をみせてあげるからって。私の手を挟んでって言ってます。』
『おぉ!そうか!手を挟むんやな?こうやってサンドイッチにしたらええんか?』
私の手を両手で包み込みました。
妖精さんは、光を弱めている感じで
『これでどう?まだみたいね?じゃあ、これはどう?』
出力を調整しているような感じでした。
『おぉ~
わぁ~こんな姿なんや!おとぎ話に出てくる妖精みたいやなぁ。こんなんがこの蔵の中におるんや
』と感動していました。
ポロポロと涙が出てきて
『泣いてもたら みえへんやんか~』と泣き笑いしていました
妖精さんの姿が消えたので私の手を離してくれました。
それをみていたお姉さんも
『私もみせてもらえるかな?』と私の手に触れてきました。
妖精さんは
『調整するのは大変だから、もう無理よ~』と飛んで行ってしまいました。
周りにいた他の妖精さんが
『次、僕がやってもいい?』と名乗り出てきてくれました。今度は男の子っぽい子でした。
『さっきまでいた子は飛んで行っちゃったんやけど、次の子がみせてくれるって。目の前にいるから、みえる?』
『わぁ、光の玉!えっ?思ってたのと違う
ボーイッシュやわぁ。』ほんの少しの間、姿がみえたそうです。ピーターパンみたいな妖精さんでした。
素敵な体験をさせてもらえたと喜んでくださいました。
社長さんから
『神棚があるんや。あそこにあるんや。神様はいる?わかる?』と言われて
神棚をみても、何も感じなくて
『今は、いないみたい。たぶんお出かけしてると思います。』
『そうか。いつも神棚におる訳じゃないんやなぁ。お嬢ちゃん、発酵しとるところ 見に行くか?案内するよ。』と案内してくださいました。
移動して、貯蔵タンクの近くに行くと
タンクの上に杖を持った小さいおじいちゃんがいたのです。
『あっ!そこにいるみたい。』と社長さんに教えました。
『そうなん?ここにおるん?』
社長さんは手を合わせてご挨拶しました
いつも神棚にご挨拶は しているそうです。
神棚のお世話は奥さんがしていらっしゃるそうで、皆さん神様を大切にしているとのことでした。
神様は無表情で、ちょっとお疲れの様子。
ずっとこの蔵を守護されてきたようです。
私も手を合わせてご挨拶しました。
神様から、『少し力を分けてもらえるか?』と言われて、どうしたらいいのかわかりませんでした。
スーッと何かを抜き取られました。
当時、いろんな神社やお寺の参拝をしていたので、神仏からのお力をいただいていました。そのお力を神様にお渡ししたのだと思うのです。
おじいちゃんだった姿が中年のお姿へと変わりました。
『これで しばらく大丈夫じゃ。』とニコニコしていました。
大切に祀っている神様でも、徐々に力が弱くなってしまうのだと思います。
社長さんから
『お嬢ちゃん、もう一度試させてくれるかな?手を繋いでもいい?』
『うん、ええけど、みえるかわからへんよ。』
私が手を合わせているところを、上から重ねるようにして手を包み込みました。
すると、神様は光を弱めてくれたようで。
社長さんには眩しい光の玉がみえたそうです。
感動した社長さんは、また号泣してしまいました
そうこうしていたら、父が見学を終えて私のところに戻ってきました。
父は、『出稼ぎに来ていた親戚を覚えている従業員さんと会えた
』と、とても楽しい話ができたと教えてくれました。
社長さんが父に挨拶してくれて
『お父さん、一つ相談があるんです。お嬢ちゃんのことで、ぜひ息子の嫁にきてほしいのですが、考えていただけますか。』と話し出して
お姉さんからは
『こんな妹ができたら、可愛がります
ぜひお嫁さんに来てくれない?』と言われ、父と私もビックリしました


お姉さんは、社長さんの娘さんやったようです
まだ小学生なのでと丁寧に父はお断りしてくれました
『お前は、いったい何をしたんや?えらい気に入られてたなぁ。』と笑っておりました。
そうして、お酒を買って帰ろうとしたら(お酒はプレゼントすると言ってくださいましたがお断りして買いました
)、お姉さんが お饅頭をお土産に持たせてくれました。
他にも、いろんなことがあったんですよ
ちょっと書けないのでカットしました。
私にとって嵐のような 1日でした。
今思うと、酒蔵の神様へエネルギーを運ぶお手伝いをしていたのでしょうね。
運び屋です![]()
怪しい響きですねぇ![]()
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知らず知らずの間に「運び屋」をされている人、いらっしゃると思いますよ![]()




