いわさきちひろ美術館にて、出会った詩。
『二万二千個の遺伝子』
子どもは
お父さんとお母さんから
遺伝子をもらって生まれると
おじいちゃんが話してくれた
お父さんやお母さんに
顔やからだや声が似ているのは
遺伝子のせいなんだって
おじいちゃんは
「遺伝子のために ひとりひとりみんな違う個性が生まれるんだよ」
と教えてくれた
ぼくたちの
顔やからだや声が
みんな違っているのは
それぞれが
お父さんやお母さんから
一万一千個ずつの遺伝子を
もらったからだ
そうか
遺伝とは
「似る」性質なんだね
ぼくはお父さんのあったかい大きな手と
お母さんの優しい声が
似ればいいな
