【バイブル本-001】会社は2年で辞めていい/山崎元 | Hello Goodbye - Work(35歳の仕事術)

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 これまで、かなりの数の自己啓発の本を読んできました。その中で数冊、何度も読み返し、仕事をする際の参考にしている本があります。それをバイブル本と名付けています。

 今回は、私のバイブル本の中でも、サラリーマンにとって大変役に立つ本を紹介します。
 山崎元氏の”会社は2年で辞めていい”です。

 後半が転職についての話なのですがその部分ではなく、サラリーマンが置かれている状況と自分の価値(キャリア)のマネージメントの方法が説明してある前半部分に大変有益な情報が詰まっています。(私自身、後半部分は、きちんと読んだことがありません。)

<目次>
1.今の時代を働く考え方
2.人材価値のセルフマネージメント

3.会社の捨て方・選び方
4.女性のためのキャリアアップ戦略
5.転職の実際
6私の転職を振り返る

 これを参考にした具体的な仕事術を説明して行きますが、元ネタはこの本であることが多いです。
サラリーマンでキャリアアップを目指している人にとって、知っておくと非常に役に立つエッセンスが詰まっています。

 大変値段もお安くなっていますので、キャリアアップしたいと思っている読者の方、だまされたと思ってこの本を手にしてみてください下さい。私としては、ドラッカーの”マネージメント”より、価値があると思っています。

 最後にエッセンスの一部を少しだけ紹介したいと思います。
2.人材価値のセルフマネージメントの最後の”【自分会社】を経営する”です。
一番始めの投稿で、”管理職でなくても自分のキャリア・成果について責任を持たなければならない”と書きましたが、そう考えるきっかけになった一節です。また、この考え方は、松浦弥太郎さんの本にも出てきます。なので、これからのサラリーマンが当然持っておくべき意識の1つなのでしょう。

以下、引用:

自分自身のことを、「自分」という一人の社員だけを使い、「自分の労働」という商品・サービスを売っている会社だと思い、 これを経営すると考えてみよう。こうすることで、自分を対象化して客観的に眺めることが出来るし、物事が非常に考えやすくなる。

「自分の労働」という商品の価値を上げるためには、時間・努力といった「投資」が必要だし、その方向性を決めるためには、「調査・ 企画」的な思考が必要だ。また、作った商品を売るための、「営業」の努力が必要だ。同じ商品でも、売り方によっては、高く売れたり、 全く売れなかったりする。

「対外的なコミュニケーション」と「自分のブランド管理」といういみでは、企業の「広報」のようなセンスで、自分の言動をチェックしたり、 イメージ戦略を考えたりすることが有効である。

「財務」的な自分の金銭管理や、あるいは「総務」に類する身の回りの管理も必要だ。
加えて、忘れてはならないのは、自分自身が社長であり、最終的な決裁者ということだ。

なお、「自分会社」と現実の会社との大きな違いは、不出来でも、きまぐれでも、たった一人の社員を首にできないということだ。 上手に経営して、社員のやる気を喚起して大いに働かせると同時に、よい経営者として、かわいい社員の幸せも考えて欲しい。




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