伝染病や核戦争での人類滅亡の危険を本気で考えないといけないのが脱JW2世です。
世の中の先行きが不安でも、世情がいかに暗くても、過去の歴史から学び、耐えて生きていかなければならないのが脱JWです。
もはやエホバ大明神の御加護も、ハルマゲドンによるオールリセットも無いと知っているからです。
しかし、エホバ大明神という壮大な寓話を信じている人にはそのような苦悩は必要ありません。
そのため、地元の会衆に合わなかったから抜けた、というような人がもしいれば、ロシアのウクライナ侵攻による第三次世界大戦と核ミサイル実戦使用の危機に際して、教団のファンタジーの中に戻りたくなるかもしれません。
しかし、私はガチボコの陰キャです。
子どもの頃からハルマゲドンの教理の非人道性とキリスト教の偏狭性に悩み、中学生の頃から主宰長老と奥様からのパワハラに遭い、成人後の移動先の会衆でも主宰と長老団、巡回に詰められて悩み抜いた上でこちらから親族家族を逆断絶するに至っています。なので、こんな時でもなんの迷いも揺れもない、というところは数少ないメリットです。
しかし頭では分かっていても、身体に染み付いた感覚が抜けるまでには時間がかかります。また、新たに一般的な世の中の人の感覚と常識を身につけるとなると、大変な大仕事のように思えます。
もし、抜けたけどやっぱり戻りたいかも、ハルマゲドン近いのかも、と心が震えてJWに戻りたくなっている方がもしいれば、落ち着いてください。
そこには何もありません。
あるような気がしているだけです。
その、なにかいいものがあるような気がする、今度はきっとハルマゲドンという皆の推しキャラがでるはず、という期待感だけで、ガチャに人生全部を費やさせてきた宗教です。
なんかいい気がする、なんか楽になれそうな気がするのも無理はありません。
なんといっても、それがウリなのです。人の正常な不安を燃料に成長するのがカルト宗教なのですから。
世情が不安定なとき、不謹慎ながら宗教団体側には販促ボーナスタイムです。
しかし、それは、人類が種全体として消滅しないための装置、言い換えれば、トロッコ問題における大勢が生き延びるための方策のひとつなのでしょう。
私は、あなたがJWという闇に戻らないことを心より願っています。例の聖書にもありましたね! 豚は吐いたものの中で転げ回るとかなんとか……まったく失礼極まりない言い方ですが……