
コンビニは、今やなくてはならない存在となりました。
飽和状態の感すら漂うようになっています。
スーパーとの違いを打ち出し、便利性を高めています。
しかし、コンビニの常識に、値段が高いというのがあります。
というより、割引をしないといった方がいいのでしょうか。
つまり、商品は定価で販売しているのです。
しかも、コンビニ商品は、ただ単に定価で販売しているから
高いわけではありませんでした。
その商品選びにも、特徴があったのです。
先日、私は、外出先で、はさみを利用したくなりましたが、
もちろんそんなもの持って歩いてはいません。
すかさず、コンビニを探し、文具のコーナーに向かいました。
そこには、ちゃんとはさみがありました。
しかも1種類だけ。
コンビニは、狭い立地にたくさんの商品点数を扱うのですから、
種類が少ないのは仕方ありません。
しかし、私は、そのとき1回だけ、はさみを使いたいと思ったのですが、
そこにあったのは、400円くらいするはさみだけでした。
100円均一があれば、そこの鋏でも十分だったのですが、100円均一の店を
探している暇もありませんでしたので、
私は、しぶしぶそのコンビニのはさみを購入しました。
じつは、そこにコンビニの商品戦略があります。
コンビニは、そこではさみを買うお客さんの心理状態を知っているのです。
わざわざ高いコンビニではさみを購入するということは、緊急性があるとい
うことです。
つまり、高い商品でも買ってくれることを知っているのです。
100円の商品よりも、400円の商品の方が、利益が高くなるのでしょう。
ちゃんとそこまで、わかっていて商品を選んでします。
もちろん、緊急性の低く、競合の多いような商品。たとえば、お弁当とかは
、
かなり安く売っていますよね。
つまり、商品は、緊急性が高いものは、多少高くても売れるということです
。
パソコン教室においても、
急に資料を作らなけばならなくなったとか、
いつまでに資格を取らなけばならない、
パソコンが壊れてしまったので修理してほしいなど、
緊急性の高い需要に対しては、多少高い価格設定をしてもいいと思います。