インカレ準決勝 慶應義塾大学×明治大学 | CZOブログ

インカレ準決勝 慶應義塾大学×明治大学

2011/12/25  11:30KO


慶應義塾大学 1-2 明治大学

【得点】

明治大 岩渕良太

明治大 梅内和磨

慶應大 藤田息吹



《試合経過》

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《試合感想》

インカレ準決勝らしい熱い試合でしたね。


このカード自体は今季3度目と言う事で新鮮味はなかったんですが、試合終盤なんかは手に汗を握ってしまいました。


明治大は阪野選手を1トップに置いた4-5-1的なシステム。

宮阪選手が入った影響かしっかりとボールを動かし、ポゼッションしながら崩していくサッカーだったと思います。

その中でトップ下的な位置で出ていた岩渕選手が巧みに仕掛ける事でチャンスを演出していた気がしました。

また守備面でも丸山選手を中心にしっかりと連動して守れていて好印象だったなと。


一方の慶應大も4-5-1。

こちらが負傷者や出場停止者が複数名いたせいかかなりキツイ内容だったと思います。

明大の守備が良かったのはあったと思うけど、中盤で思うようにリズムを作れないし、何より最大の強みだと思ってるSBの攻撃参加を効果的に生かせていませんでしたね。

試合途中なんかは突破口が見出せず見てて勝てるイメージが湧きませんでした。


ただそんな明治大優位のゲームだったけど、最終的には非常に見応えのある試合となりました。

それは慶應大各選手の鬼気迫る程の戦いぶりに起因していましたね。

残り15分をきったあたりからとにかく球際の激しさが増してきたんだけど、バシバシと勝ちたい気持ちが伝わってきたほどです。

当初は今シーズン何度も見たチーム同士の対決という事で観戦のモチベーションが上がりきらない部分があったんですが、終盤は完全に試合に引き込まれていましたね。

「インカレはこれだよ」と言った熱い内容で見に来て本当に良かったなと感じたものです。


そんな感想。

熱すぎるくらに熱い試合で本当に満足でした。

それにしても明治大は強かったですね。

開幕当初はどうなることかと思ったんですが、きっちり仕上げてくる辺り流石だなと。

決勝の相手となる専修大との相性を考えると大学サッカー界ではかなり良さそうなのも楽しみなところです。

決勝でも好ゲームに期待したいですね。




《気になった選手》

慶應義塾大学

MF 増田湧介

ボランチで出場。

1年生ながら的確な判断と冷静なプレイでチームに落ち着きを与えていたなと。

来シーズンは中盤の選手の多くが卒業し役割も大きくなりそうですが、上手くチームをコントロールして牽引して欲しいと思います。


明治大学

FW 岩渕良太

トップ下的な位置で出場。

少し低めに位置することで相手に掴ませていなかったし、そこで受けていやらしいプレイをしていたなと。

ドリブルでの仕掛けやパスなどはレベルが高いし非常に効果的だったと思います。

決勝のキーマンとなりそうな気がしてるので、頑張って欲しいと思います。


FW 阪野豊史

1トップ気味で出場。

見るたびに凄みを増してますね。

この日印象的だったのは単独での仕掛けでした。

孤立気味に受けてもゴールに迫ることでボールロストをしなくなったなと。

またそれだけでなくプレイに怖さが出てきた気がしました。

まだまだ成長を続けそうなのでこれからも注目していきたいと思います。




《試合以外雑感》

・案外日が出ていて良かった。

・明治大と慶應大の応援が被っていて面白かった。

・神川監督が気楽だった。