ナビスコカップ決勝 浦和レッズ×鹿島アントラーズ | CZOブログ

ナビスコカップ決勝 浦和レッズ×鹿島アントラーズ

2011/10/29  13:10KO


浦和レッズ 0延長1 鹿島アントラーズ

【得点】

鹿島 大迫勇也



《試合経過》

http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00127834.html

http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00127837.html



《試合感想》

録画してHDDの容量を圧迫してた試合をやっと見ることが出来ました。


まぁ何と言うか決勝っぽい試合だったのかなと感じました。

端的に言えば、リスクは極力犯さないみたいなイメージでしょうか?


浦和は堀新監督になって間も無くの試合という事で、どう変わったのかに注目しての観戦。

システムもユースと同じ4-1-4-1の布陣でした。

1トップにドリブラー系のエスクデロ・セルヒオ選手が入っていたのが特徴的だったと思います。

ペトロビッチ監督の時は各選手の距離が遠く、また攻守の切り替えの遅さが目立っていた気がしたけど、この日の浦和は距離感も近くなり守備になったときもそれぞれしっかりポジションにつけていたので、以前よりは好印象でした。

そしてその献身的な姿勢が守りにリズムを生み延長までもつれ込む好ゲームの要因になった気がしました。


一方の鹿島は、まぁ鹿島っぽかったなと。

4-4-2でしっかりとブロックを作りじっくり守り、ボールをポゼッションしながら相手の隙を見つけて攻めきるイメージとでもいいましょうか?

「これが凄い!」って言うよな圧倒的な攻撃はそこまで見られないんだけど、得点シーンのような一瞬でスピードを上げて中央から攻めきったり、ワイドに大きいボールを展開して外から崩したりと相変わらず掴みどころのない攻撃をするチームだなと感じたものです。


浦和が縦に早く個の力を生かしたチームなら、鹿島は横に広く組織の力を生かしたチームと言う印象でしたね。

結果的には浦和の方が攻め手がなく劣勢になってしまったけど、縦に速い特徴を生かしながら一つクッションを入れて落とすような変化のあるプレイが出るようになったらもう少しチャンスが生まれたのかなと感じました。

いかんせんアイディアが乏しすぎましたね。


そんな感想。

鹿島は鹿島らしいサッカーで勝利したのは見事だったと思います。

79年組のベテランを軸に若手が肉付けした好チームでしたね。

ただいかんせん「軸」に若手が少なすぎるのが今後の不安材料でしょうか?


浦和は残留が第一目標となるなかで守備的に形が見えてきたのは良かったのかなと。

ただ勝点を重ねていくには攻撃面で厳しいのかなとは感じました。

この日も連動した攻撃は数回だけでしたしね。

原口選手がU-22ではなくA代表に選ばれた事で、リーグ戦を不在にすることがなくなったのは好材料だと思うけど、移動の疲労や山田選手・濱田選手がU-22で数試合抜けるのは厳しすぎでしょう。


とにもかくにも今後のリーグ戦に注目していきたいと思います。




《気になった選手》

浦和レッズ

DF 濱田水輝

CBで出場。

高さと強さが印象的でしたね。

FWにしっかりと身体をつけて相手に自由を与えなかったのは良かったと思いました。

繋ぎの部分もしっかりしてるし185cmの身長も併せてみれば、将来性の高い選手だと感じたものです。

これからの飛躍に注目して期待ですね。


鹿島アントラーズ

MF 柴崎岳

ボランチと右SBで出場。

ルーキーながら落ち着いていてボールロストが少なかったですね。

逆に言えば、ボールを引き出す動きや受けた時の攻撃的な展開が少なかった事の表れなのかなとも。

良くも悪くも目立っていなかった気がしました。

サイドに追い込まれて選択肢が少ない中でもしっかり繋ぐことが出来るのはスキルの高さの証明だと思うので、献身的かつ積極的にボールを引き出してプレイの回数が多くなればそれなりに活躍できるのかなと。

センスのある選手だと思うので、これからも注目していきたいと思います。