関東大学リーグ1部第18節 早稲田大学×明治大学 | CZOブログ

関東大学リーグ1部第18節 早稲田大学×明治大学

2011/11/5  13:50KO


早稲田大学 0-1 明治大学

【得点】

明治大 岩渕良太



《試合経過》

http://www.wasedasports.com/soccer/111106.php



《試合感想》

両チームとも今シーズン数試合ずつ見てるので自分的にお馴染みになってきていますね。


早稲田は4-4-2。

圧倒的な攻守の切り替えの速さで瞬く間に相手の攻撃をスローダウンさせ、ブロックを形成しボールを奪い取る守備が相変わらず最大の武器でしたね。

また奪ってからはボールを引き出すのに長けた小井土選手・富山選手の2トップに当てて、タメを作り攻めきるイメージだったのかなと。

それぞれがそれぞれのタスクを献身的にやりきる姿勢がチームの生命線だと感じたんだけど、その中でもクレバーな守備と攻撃の第一歩となる柿沼選手とボールを引き出し時間を作れる小井土選手・富山選手の役割が大きかった気がしました。


一方の明治大も4-4-2。

普段ボランチをやっている宮阪選手がFWでスタートしていたのが印象的でした。

セカンドボールを拾って高い位置でボールを落ち着かせる狙いがあったのかなと思うんだけど、意図は聞いてみたいですね。

そんな明治大ですが、やってるサッカーは早稲田と近かったのかなと。

攻守の切り替えを早くしブロックを速く作る部分は似ていた気がしました。

ただ攻撃の仕方が早稲田ほど縦に早くなく、後ろからしっかりと組み立てようとしていたように見えました。


結果的には明治大が1-0で勝った訳だけど、両チームともコンセプトがはっきりしていて守備的な試合ではありましたが、非常に見応えがありました。

後半半ばまで早稲田の方が分が良かったと思って見てたんですが、やっぱりラスト15分で運動量が落ちてきつくなってしまってましたね。

これは今季を通してしばしば見られる傾向なので、いかにそれまでにリード出来るかってことなんでしょう。


そんな感想。

今節は首位・筑波大が敗れ、リーグがより一層大混戦になってきましたね。

この両チーム含め上位はどこも魅力的なサッカーをしていると思うので、残り4試合注目していきたいと思います。



《気になった選手》

早稲田大学

MF 柿沼貴宏

ボランチで出場。

奪われた瞬間の適切な位置取りと対人の強さで多くのピンチの芽を摘んでいたと思います。

また攻撃時の展開力も良かったなと。

ボランチで出てる時はあまり見せないけど一瞬のスピードを生かした突破も凄みがあるし、非常に魅力的な選手だと感じています。

早稲田の浮沈は柿沼選手が握ってると思うので、なんとかインカレ出場権を獲得できるように頑張って欲しいと思います。


明治大学

MF 石原幸治

左SHで出場。

市船時代に見て以来注目してたけど、早くもブレイクの兆しが出てきましたね。

圧倒的なスピードを生かしたドリブルで左サイドを切り裂いたシーンを多く見せてくれました。

最近の明治大にはいなかった選手なので、良いアクセントとなっていたなと。

これからまだまだ驚かせてくれそうです。

これからの活躍に注目ですね。


FW 阪野豊史

FWで出場。

ポジションを掴み始めた頃に比べて、だいぶボールが収まるように様になったなと。

ロングボールも上手くトラップしキープまで持っていって上手く攻撃の起点となっていたと思います。

実際に得点シーンも阪野選手がボールを収めたところからでしたしね。

得点王も狙える位置にいるので、これからの活躍に注目していきたいと思います。



《試合以外雑感》

・試合前に磐田ユース出身の赤堀選手と小川選手が話していた。

・明治大は三浦コーチが主に指揮を執っていた。

・たまに神川監督がベンチから出てきて何やら熱い踊りを踊っていた。