J2第6節 横浜FC×FC東京
2011/10/19 19:30KO
【得点】
東京 石川直宏
《試合経過》
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00127242.html
《試合感想》
町田でU-22のTMを見てからはしごで三ツ沢へ足を運びました。
横浜は1ヶ月ぶりで東京は今シーズン初の観戦かな?
横浜は4-1-4-1の布陣。
先月見た愛媛FC戦では4-4-2だったのでシステム変更をしたんでしょう。
このシステムの特徴はアンカーに入っていた佐藤選手だった様に感じました。
DFと中盤の間のスペースを上手く埋めていて個の力で優る東京の攻撃をストップする象徴的な存在だったように感じました。
また佐藤選手だけでなくフィールドに立ったどの選手も攻守の切り替えを早くし、献身的にボールへアプローチし続けていて絶えずプレッシャーをかけ続けていたのが非常に印象的でした。
このサッカーをシーズンを通して続けていれば今頃3位以内をうかがえる位置にいただろうなと思えたほどです。
ただ守備面で好印象を感じた一方で最後の部分を仕上げる怖さみたいなのが弱かったのかなとも。
ラスト10分で攻撃に変化を与えるフランサ選手の登場を楽しみにしていたんですが、この日はそれをせず堅い試合運びを選んだのは個人的に残念でした。
一方の東京は4-4-2。
まず印象的だったのが個の強さ。
1対1の場面でそれが顕著で、いとも簡単にボールを奪い取るのは見てて爽快でした。
またその個の強さをそれぞれが理解しているのか、ボールを奪われた時しっかりと戻る場面と緩く戻る場面を使い分けていたのも印象的だったなと。
なので体力も無駄に消耗しないって言うね。
これがJ2では規格外のメンバーが揃ったチームの試合運びなんだなと強く感じさせれました。
結果的にはATの石川選手のゴールまで得点を奪えない展開で苦しんだりはしたけど、逆には最後には決めてしまうのが東京の強さなのかなと。
ただ横浜FCも十分に力があるところは示せたと思います。
この日のサッカーを見る限り、もう少し上がってくるんじゃないですかね?
そこら辺にも注目しながら残りのJ2を見守っていきたいと思います。
《気になった選手》
横浜FC
MF 佐藤謙介
アンカーで出場。
DFと中盤のスペースを持ち前の運動量で上手く埋めていたなと。
線が細い選手だけど球際しっかりと闘えていたしパスのセンス等を加味すれば、かなりの適正を感じたものです。
今後もこのポジションで活躍していって欲しいなと強く感じました。
FC東京
DF 今野泰幸
CBで出場。
生で見るととんでもなく上手いCBでしたね。
身長がないなりの空中戦の処理の仕方や1対1の対応の上手さ等々、教科書を見ているかの様でした。
やっぱり日本代表のレギュラーだけあるなと。
ぜひともまた生で見たいと思ったので機会があれば足を運びたいと思います。
DF 森重真人
CBで出場。
身体の強さは言うまでもないんだけど、この日印象的だったのが足元の上手さでした。
ボール回しの中でふっとドリブルで持ち上がるリスクを伴うプレイを幾度もはさみ攻撃の起点となっていたのは好印象だったなと。
J2という事で代表は遠いけど来期J1に復活すれば十分代表に呼ばれそうな印象を受けました。
これからの活躍に期待ですね。
MF 梶山陽平
ボランチで出場。
久しぶりに見たけど抜群に上手いですね。
ボールの置き所には相変わらず溜息が出るし、独特のリズムのドリブルには驚かされます。
感覚的に代表には入りにくい選手なのかなとは分かるんだけど、面白い選手なのは間違いないので、思い出した頃に見に行けたらと感じました。
MF 石川直宏
途中出場でATで決勝点。
ハーフボレーと簡単なシュートではなかったけど上手く抑えて枠に飛ばしましたね。
そして得点後のスタジアムの盛り上がりも凄かったです。
やっぱりチームの象徴的選手で愛されてるんだなと。
これからも熱いゴールを決め続けて欲しいと思います。
《試合以外雑感》
・三ツ沢に行く途中に伝説のすた丼を食べる言う子供からの夢を実現することが出来よかった。
・横浜FCサポーターは応援復活。
・ピンクリボンデーだった。
・決勝点が決まった後しばらく東京サポーターがゆりかごしながら石川選手のチャントを歌っていたのは楽しそうだった。
・6230kgのCO2が削減されて良かった。