J1第14節 横浜F・マリノス×柏レイソル | CZOブログ

J1第14節 横浜F・マリノス×柏レイソル

2011/6/11  14:00KO


横浜F・マリノス 0-2 柏レイソル

【得点】

柏 田中順也

柏 北嶋秀朗



《試合経過》

http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00120371.html



《試合感想》

録画してた試合を遅れて視聴しました。

録ってからしばらく経ってしまっていたけど、今シーズン絶好調の柏の試合という事で非常に楽しみにしていたんですよね。


そんな試合でしたが、柏に関しては「なるほどね」と言った感想を持ちました。

と言うのも、守備面で抜群の安定感を感じたからです。

あれだけしっかり守れればそりゃ勝点もついてくるよなとね。


柏は4-5-1だったかな?

まぁ田中順也選手をFWと見るかトップ下と見るかで上辺上の数字は変わってきそうですが。

まず目に付いたのは守備のアプローチの速さと寄せる距離でした。

チームとして「ここまで追うのか」と驚くくらい深く激しく追っていて、ボールを保持する横浜に自由を与えない。

その中で高い位置でボールを奪いレアンドロ・ドミンゲス選手を経由して素早く攻めるのがチームとしての形なのかなと感じました。

全体的に選手のネームバリューとしては横浜に劣るけど、このサッカーをするための選手が揃っていたので非常にアグレッシブさを感じたものです。


一方の横浜。

先に述べた通り柏の守備が良かったとは言え、横浜も悪くはなかったと言うのが個人的な感想です。

横浜に関しては兵藤選手・中村選手を中心として選手が流動的に動きながらパスで崩すサッカーと言う印象を持っているんだけど、その雰囲気は見られたのかなと。

柏の激しいプレスを受けながらもしっかりとボールを動かし攻撃的なクサビのパスも入れられていたと思うのでね。

ただそこからPA内に侵入していくには柏の守備が良すぎた様に感じたものです。


そんな中面白いと思ったのがHTでの2トップ交代。

前半は大黒選手×渡邊選手とパスサッカーをするための2トップだと思うんだけど、それでは崩していくのは厳しいと感じたのか、後半はキムクナン選手×小野選手と長いボールで突破口を見出す?2トップに変更した点。

柏の中盤の激しいディフェンスを嫌った感じだったと思うんだけど押し込む時間が増えたのを考えると一定の成果はあったのかなと感じています。

まぁ押し込む時間が増えた一因として柏の運動量が落ちたって言うのはありそうですがね。


また守備面についても少々。

横浜は攻撃⇒守備の切り替えをしっかりとしてブロックを作るディフェンスをするチームだと思うんだけど、そのディフェンスをするには前提としてブロックの外からカジュアルに蹴りこんでくるボールを確実に跳ね返すって言うのが前提にあると思っています。

ただこの試合ではその形から2失点なんですよね。

今シーズンの横浜の失点の少なさから見て長いボールをゴールに繋げた田中順也選手や北嶋選手が優れていたと見るのが自然なのかもしれないけど、もしかしてこの形こそが横浜の弱点なのかもとも感じました。

今後この形から失点を重ねるようだと、横浜は厳しいですよね。

そこらへんは密かに注目していきたいと思います。


両チームに関してはそんな感想です。

やっぱりJ1はレベル高いですね。

こういうアグレッシブな試合を日本のトップ選手がやってるって言うのは個人的に嬉しかったです。

これからは機会があれば見にいきたいものですね。



《気になった選手》

横浜F・マリノス

MF 小椋祥平

1ボランチで出場。

もともとボールを奪うセンスの高さは言われていますが、何気にボールを動かすのも上手いですよね。

何気なくFWへ当てる縦パスなんかは思わず声が出てしまいます。

今の横浜にとって欠かせない選手の一人だと思うので、ケガなく頑張って欲しいものです。


柏レイソル

DF 酒井宏樹

右SBで出場。

183cmの長身で当たりが強いの加えて縦への迫力がある選手だと感じました。

またこの日2得点を演出したクロスも精度が高そうだし面白いSBですね。

U-22日本代表にも選ばれてるしこれからの飛躍に期待していきたいと思います。


MF 大谷秀和

ボランチで出場。

豊富な運動量を武器とした積極的なディフェンスと危ない場面で身体を張っていたのが印象的でした。

柏には守備がいい印象を持ったんですが、その象徴的な選手ですね。

これからも熱いプレイでチームを牽引していって欲しいものです。