関東大学リーグ1部第6節 駒澤大学×早稲田大学 | CZOブログ

関東大学リーグ1部第6節 駒澤大学×早稲田大学

2011/6/5  13:50KO


駒澤大学 0-1 早稲田大学

【得点】

早稲田 三竿雄斗



《試合経過》

http://www.komaspo.com/3535

http://www.wasedasports.com/soccer/110605.php



《試合感想》

1週間前の試合を果敢に更新。


前半の早い時間に駒澤大が一人退場してしまったことで、ゲームの大きな流れは決まってしまいましたね。


そしてその大きな流れと言うのが多くの時間でボールを保持し突破口を探す早大と自陣に引いてしっかりとブロックを作り隙を見てカウンターを狙う駒大と言うものでした。


駒大はもはや持たせていると言う言葉がふさわしいほどに早大ディフェンスラインで回してる時には取りに行かずノンプレッシャーで、そこから中盤から前への縦パスを狙うと言う感じでした。

チームとして守ると言う意思統一がしっかりと出来ていて隙が本当になく見事なディフェンスでした。

オフェンス陣に圧倒的なドリブラーでもある湯澤選手がいる事を考えると一人少ない中で勝機を見出すには最善の闘い方だったように思えたものです。


ただそんな展開で先制したのは早大でした。

後半22分、後ろで緩くボールを回してる中、一瞬の隙を突いて長い距離をオーバーラップした三竿選手を使っての先制。

あれは本当に見事でしたね。


自分としてはボールこそ早大がずっと持っていたけど試合としてはどちらも等しく勝機があるという意味で均衡した状態だと感じていたので、この1点が入った事には非常に興味深く感じたものです。

この1点でどう試合が動いていくのかと。


実際はほとんど変わりませんでした。

と言うのも1点を追う立場になった駒大でしたが、アグレッシブにボールを追う事無く変わらず後ろでしっかりとブロックを作って縦に入ってくるボールを狙う姿勢を崩さなかったんですよね。

無理して攻める必要のない早大は縦にボールを入れる事後ろで無くボールを回す。

そんな退屈な時間が5~10分も続いたんじゃないでしょうか?

早大が繋いだパスが連続60本にも達しようかと言うほどでしたからそりゃ退屈な時間でした。


そんな選手の姿勢に苛立った駒大・秋田監督の声がピッチに響き終盤駒大がやっと前から追う姿勢を見せたところで試合は終了。

まず前半の時点で駒大に退場者が出たこと、そんな中で早大が先制したことが全てでしょう。

決して見応えのある試合ではなかったけど、いろいろと感じることの多い試合でした。

これでリーグは勝ち点10に6チームが並ぶ大混戦。

駒大は未だ未勝利で完全に出遅れてしまいました。

この日も例年の怖さは感じられなかったし、少し心配ですね。

果たしてどうなっていくのでしょうか?



《気になった選手》

駒澤大学

DF 林堂眞

CBで出場。

孤軍奮闘って感じだったかなと。

高いヘディングと対人の強さ、そして正確なキックはさすが選抜に選ばれるなと感じさせるものだったと思います。

昨年はチーム内でそこまで目立つ印象はなかったけど、今年は一人群を抜いてる様に感じるのはチーム状態のせいでしょうか?

チームが厳しい時期だけに頑張って欲しいものです。


早稲田大学

DF 三竿雄斗

左SBで出場。

アグレッシブな攻撃参加にはいつも目を見張るばかりです。

この日は決勝点を上げたことでその走りも陽の目を浴びたんのではないでしょうか?

今後この日みたいなゴールが出てくると早大にとっては非常に明るいですね。

これからも注目して行きたいと思います。