JFL後期第4節 ホンダロック×松本山雅FC
2010/7/25 13:00KO
【得点】
山雅 柿本倫明
《試合経過》
http://www.shinmai.co.jp/soccer/2010/07/11-2.html
《試合感想》
なんか実りがあったかと聞かれれば試合に勝っただけの様な気がします。
「勝ち点3」これは確かに大きいのは間違いありません。
ただ自分として今は「結果」より「内容」なんですよね。
正直言って勝ち点差・順位的に4位以内はかなり厳しい状況です。
4位以内を目指すなら勝つに越した事はありません。
ただここに来て自分が「内容」を重視するのは、今からひっくり返すには絶対に「内容」のある試合が必要になってくるからだと思うんです。
山雅が現在4位周辺をウロウロしてる様な順位なら「苦しい試合をよく勝利した」と言ってる事でしょう。
ただ現状ではこの試合が行われる前の時点で11位。
とてもじゃないけど行き当たりばったりの勝利の積み重ねでひっくり返せる順位ではありません。
目の前の試合で勝ち点が取れなかったとしても、内容が充実していてその先の5試合で勝ち点10以上とか取れるならば「内容のない勝利」よりは十分に価値があるって考え方ですね。
そんな中でこの試合に関しては、勝っただけで内容のあまりない試合だった様に感じました。
守備面では確かに充実してきて計算できてきたと思います。
ちょいちょい回されてマークをズラされるシーンはあったとは思うけど、最終的に裏を取られるシーンは皆無だったと思うしね。
その結果が無失点(ここ3試合1失点)と表れてるのかなぁとね。
一方の攻撃面。
こちらはいつになっても光が見えてきませんね。
前節の高崎戦では、「ボールは回ってるので、あとはアタッキングサードの部分の改善」と言う感想を持っていました。
ただこの試合ではそんなポジティブな感想はありません。
何がしたいのかが本当に分からないなぁと。
柿本選手目掛けて蹴ってはホンダロック・澤村選手に跳ね返され、それがダメとなるとSBの裏のスペースに蹴ってディフェンスと追いかけっこ。
そういうサッカーがしたいならメンバー的には今井選手や竹内選手や木島選手など走力のを使うべきだと思うんですが、そういう訳でもないんですよね。
で、それが有効でないとなると完全に手詰まりとなっていた印象です。
前の試合では結構パスも回ってていいところまでは行ってたんですが、この試合ではそれすらも出来てませんでした。
前節の感想で「チームとしての上積みがあまり感じられずそれぞれの試合が別物に思える」 と書かせてもらったんだけど、まさにその通りの印象でした。
そんな感想。
最近は蹴るサッカーから繋ぐサッカーへとシフトはしてきたのかなと思ってたんですが、どうやらそんなコンセプトなどなくて偶然だったみたいですね。
繋ぐサッカーのキーマンのはずの本田選手をなぜ外したのかは理解に苦しむところです。
とまぁ勝利。
正直4位以内は厳しいとは思ってますがあと3連勝くらい出来れば少しは意識してもいい位置には来るのかな?
果たしてその3連勝が出来るのか注目ですね。
ただ下位相手の対戦が続くとは言え、今のままの内容では結構厳しいとは思いますが。
《気になった選手》
ホンダロック
DF 澤村憲司
右のCBで出場。
かなり柿本選手をマークしてたのかな?
とにかくヘディングが高いですね。
柿本選手も決して低い選手ではないはずなのに、そのはるか上からヘディングをしてた印象。
山雅も懲りずに柿本選手を狙って蹴るから必要以上に大活躍となっていた気がしました。
MF 前田悠佑
ボランチで出場してたのかな?
テクニックが高くボールを失わない選手だったなぁと。
ボールも集まるし上手く散らせていた様なので、ホンダロックの攻撃の要的選手なんでしょうね。