JFL後期第1節 松本山雅FC×FC琉球
2010/7/3 18:30KO
【得点】
琉球 國中厚助
琉球 奏賢二
《試合経過》
後ほど?
《試合感想》
山雅の不甲斐なさはともかくこの試合ではFC琉球の素晴らしいプレイが印象的でした。
どの選手も自らの役割をしっかり認識し非常に組織的に戦っていた様に感じました。
ディフェンスの時にはしっかりとブロックを作っているし、オフェンスの時は少ない手数でスピーディにフィニッシュまで持って行っているのが印象的だったなぁと。
自分が今回のW杯で最も強いなぁと思ってる戦いを実践していた様に感じたものです。
にしても、FC琉球のゴールは綺麗でしたね。
1点目なんて超アーリークロスを走りこんでのトラップシュート(ノーバウンド)。
ワールドカップでもなかなか見られないくらいの超ワールドクラスゴールでしたね。
2点目もミス絡みとは言えファーサイドを長い距離を走ってフリーで受けたのはさすがです。
両方ともなかなか止めるのが難しかったと思いました。
そんな素晴らしかったFC琉球と翻って松本山雅FC。
もはや光を見出すのが難しい状況だと思います。
確かに一時よりは改善は見られてるなぁと。
この日2失点したとは言え、特にディフェンス面でその改善が見られていると思います。
ただ問題は攻撃面ですよね。
と言うか実はそれが問題なのかも分からない訳ですが。
と言うのも、狙いが全く分からないから。
どの様にして相手を崩していきたいのか、どの様に相手からゴールを奪いたいのか・・・
それらが全く伝わってこない。
そしてそれが分からないんで、この試合でやった事がOKなのかが分からない。
もしかしてこの日の攻撃は8割方狙い通りなのかもしれないしね。
(それだったらこれ以上勝ち点を上積みできないだろうけど)
だから問題と言うより、見えてこないって言い方が正しいのかもしれません。
とにもかくにも山雅はなにかを変えなくてはいけないと思います。
そしてそれは新しい選手を入れることではないと思いますね。
やり方次第では今のメンバーでもやれると思ってるので。
そうじゃなくてもっと根本的に変えなくてはならないものがあるんじゃないでしょうか?
最近「でも山雅を楽しんでますよ」みたいなブログをよく拝見するんだけど、自分の場合はっきり言って今の山雅に対してそんなに面白さはないんですよね。
そこは着飾っても意味がないから言いますけども。
「Jリーグ原理主義者」と言われようが、現在の山雅の最大の魅力は「上を目指している」点。
だから勝敗に一喜一憂するのが本来の楽しみ方なんだろうけどなんかそこでも熱くなりきれない。
その原因を責任転嫁的に言うならば、それは山雅と言うクラブから「上を目指している」感が感じられないから。
負けが込んでてもクラブとして何かを変えようと言う気配が感じられず、出されたのは謎の「決意表明」と言われる文書のみだったり、株式会社化に代表される組織の整備が停滞してたり・・・
そしてなんと言ってもこの成績ですよ。
はっきり言って楽しみポイントを見出すのが難しい状況ですよね。
まぁそんなでも来週には試合がある訳です。
そしていくら面白くないとは言いつつもスタジアムに足を運ぶと思います。
来週は龍ヶ崎ですね。
まだ決めてないんだけどどうやっていきましょうか?
《気になった選手》
松本山雅FC
DF 山崎透
6試合出番から遠ざかっていた彼にとっては非常に大事な試合だった中で、気持ちを全面に押し出した熱いプレイを見せてくれたと思います。
やっぱり高さにおける貢献度はチームで群を抜いてるなぁと。
この試合では残念ながら敗れてしまいアピールは出来なかったけど、そのストロングポイントが上手く噛み合えばまた出番がくるはずだと感じました。
FC琉球
MF 中村友亮
153cmの最小アタッカーがFC琉球で10番をつけている理由が分かりました。
攻めては神出鬼没と高いテクニックで相手を混乱に陥れ、守っては絶えず球際に顔を出し相手のプレイを限定していたなぁと。
そしてその前提として、止まることのない圧倒的な運動量がある様に感じたものです。
Jリーグ入団もまもなく退団に追い込まれてしまったけど、確実に成長していますよね。
今後が楽しみです。