ACLグループF第2節 全北現代×鹿島アントラーズ
2010/3/9 13:00KO
全北現代 1-2 鹿島アントラーズ
【得点】
全北 エニーニョ
鹿島 中田浩二
鹿島 遠藤康
《試合経過》
http://www.jsgoal.jp/acl/news/article/00097829.html
《試合感想》
まずは全北現代は素晴らしいチームでした。
1TOPにイ・ドングク選手でその下にルイス選手、右にエニーニョ選手と左にチェ・テウク選手とバランスのいい豪華なアタッカー陣。
で、攻守の切り替えが速く守備力の高いキム・サンシク選手とチャン・フン選手がチームを支えるっていうね。
人に強く屈強なCB陣に果敢に攻めあがるSBと本当に魅力的なチームでした。
それと共にそんなチームに勝った鹿島は立派の一言。
中盤は全北の速いチェックに苦戦してたものの、そこが厳しいと分かると中盤を飛ばしての攻撃に切り替えるとかね。
そういう柔軟な戦いが出来るのも鹿島の強さなのかなぁと思いました。
そしてこの試合の立役者はなんと言ってもペナルティエリア内で相手にプレイさせなかった岩政選手と伊野波選手を中心としたディフェンス陣でしょうね。
この勝ち点3は強豪相手に苦労して手にした価値ある勝ち点3だったと思います。
試合見てて本当にテンション上がりましたよ。
《気になった選手》
全北現代
DF チェ・チョルスン
左SBで出場。
アグレッシブな攻め上がりとそれを実現する突破力が魅力的だなぁと。
また中に入ってのシュートもあったりとプレイの幅も広い。
左SBとJリーグで不足してるポジションだけに今後Jリーグしてくれたら面白いなぁと思いました。
MF キム・サンシク
ボランチの一角として出場。
いやいや素晴らしい選手ですね。
とにかく攻守の切り替えが速くて寄せが異常に速い。
しかもその寄せが激しい為に鹿島は相当苦戦してました。
調べたら元韓国代表でキャップ数も58もあるんだとか。
いやいや納得ですね。
鹿島アントラーズ
DF 伊野波雅彦
この試合は負傷してるイ・ジョンス選手に代わってCBで出場。
いやいや素晴らしかったですね。
この試合の勝因はなんと言っても、岩政選手と彼のコンビでイ・ドングク選手やルイス選手など全北現代の強力アタッカー陣を1点に封じた事だったと思います。
相手に前を向かせない速いアプローチと正確なキックでこの試合の勝利の立役者となっていたと感じました。
MF フェリペ・ガブリエル
ようやく持ち味を出してきたのかなぁと。
前半に数度あった速いパス回しから生まれたチャンスはほとんど彼のワンタッチパスを経由してのもの。
そのワンタッチパスの精度こそが今のところ彼に感じた最大の武器です。
今後より彼の魅力を発掘していきたいなぁと思いました。
FW マルキーニョス
鹿島の堅守速攻のスタイルも彼の存在があってこそだなぁと。
常に前を向いて仕掛ける姿勢を失わないプレイスタイルは今の鹿島のサッカーにピシャリ。
今期で退団するのが本当に惜しい選手ですよね。
にしても、彼が来日してヴェルディにきたばかりの時は本当にパスを出さない(エジムンド選手にだけは出してました)選手で失笑してたものですが、まさかこんな大物になっちゃうとはね。
当時は想像も出来なかったってもんです。