東アジア選手権 日本×中国
2010/2/10 19:15
【得点】
なし
《試合経過》
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/live/jpn_20100206_01.htm
《試合感想》
いい試合ではなかったけど、とりあえず意図は見えた試合だったかなぁと。
決定的なシュートシーンってのが少なかったから印象は決して良くはない試合だったけど、よくよく考えたらその前の段階までは、コンスタントに持ち込めてたと思うんで言うほど酷くはなかったんじゃないでしょうか?
相手のSBの裏に出してそこからSHとSBの連携でサイドの深い位置まで侵入し、そこからの低くて速いクロスでシュート。
この形は幾度となく見られました。
ただそこでのクロスの精度とシュートの精度が課題だったかなぁと。
「いいところまではいってるけど・・・」「最後の場面が・・・」と監督・選手が口を揃えるのはそこらへんでしょうね。
ただ気になったのが攻撃のワンパターン化。
相手のSBの裏に蹴っての淡白な攻撃に終始してたのが気になりました。
と言うのも、真ん中の岡崎選手がポストを得意とするタイプじゃないってのもあるんでしょう。
もう少し中央からの攻撃も見れても良かったのかなぁと思った次第です。
そういう意味では平山選手が入ってからの方が攻撃のバリエーションが増えたなぁと。
サイドからのクロスもそれまでに比べシンプルに上がるようになり攻撃が停滞しなくなったように感じました。
が、W杯だとこんな簡単に「ワントップなら岡崎より平山の方がいいよね。」と簡単にいかないんだろうなぁとも。
と言うのも、そもそもこのチームの攻撃のコンセプトが「フィジカルに優る相手に勝つには?」から始まってるように感じるからです。
だからその為のシンプルなSB裏への放り込みであり小回りの利くSHであり深い位置からの低くて速いクロスなんですよね。
となると、CFは低いボールでも体ごとゴールに押し込める岡崎選手なのかなぁともね。
確かにこの試合ではストレスの溜まる試合だったけど、現に同じサッカーでオランダ相手にそれなりの試合をしたのを見てると一概に言えないですよね。
ただ「中国にはハマらなかった」ではなく、アジア相手ならとにもかくにも勝って欲しかったなぁと思いました。
《気になった選手》
日本
MF 稲本潤一
やっぱり力のある選手だなぁと。
前半は守備に重きを置いてたのか攻撃することも少なくて相手の攻撃の芽を摘む動きが目立ってましたが、スコアレスで試合が進むにつれ徐々に前線に顔を出し攻撃にアクセントを加えていたのが印象的でした。
また正確なロングキックでチャンスを演出したりと能力の高さを感じさせてくれました。
MF 大久保嘉人
いまいち代表での役割が分かりにくい選手ですよね。
正直この試合でもはっきり分かってない訳ですが。
そんな訳で結構気にして見てみました。
とりあえず感じたのは、守備への貢献度が高い選手だなぁとね。
前線で追ってくれるし球際も激しく行ってくれるから、後ろは楽じゃないかなぁと。
また案外クロスの精度が高いんですよね。
個人的な印象では、チームでも1,2を争う制度の高さです。
ただもっと出来ると思うんですよね。
なんと言うかジーコJAPANで初代表に選ばれたときのようなギラギラした感じがなくなってるのが残念。
もっとガンガンと突っ掛けて野生的なプレイを出していって欲しいですね。
あと倒れることを前提としたようなプレイは辞めた方がいいと思います。