Uー17W杯グループB第2戦 スイス×日本
2009/10/27 16:00KO (日本時間 28日0:00)
【得点】
日本 宮吉拓実
日本 宮吉拓実
スイス セフェロビッチ
スイス セフェロビッチ
スイス シャカ
スイス ロドリゲス
日本 小島秀仁
「まぁ、こうもなりますよね」って感じでしょうか?
日本はDF陣の体格差を見事に突かれての4失点。
スイスの攻撃自体はロングボール主体で中盤を飛ばしての縦ポンとシンプルなものでした。
で、日本はそのロングボールの処理の曖昧さを露呈しての敗北。
良くも悪くも日本らしいサッカーでしたね。
「プラチナ世代と言うだけあって、攻撃陣は素晴らしんだけど守備陣があれでは勝てない」とか言われてるとかなんとか。
まぁその通りと言えばその通りなんだけど、「あの攻撃あってのあの守備」なんだなぁと思うわけです。
今年久しぶりにユース年代の試合をいくつか見たんだけど、どのチームも綺麗に繋ぐサッカーをしてるのが非常に印象的でした。
ワンタッチパスに機を見てのドリブル・・・
見てて本当にめまぐるしいサッカーなんですよね。
どのチームもこんなサッカーをしてれば、あれだけの攻撃をするのも納得ってもんです。
一方の守備陣。
当たり前だけどそんなパスサッカーをする為・止める為の守備陣なんですよね。
だからスピードとスキルが高い。
めまぐるしいパスに対応するスピードとビルドアップのベースとなるスキルです。
一方で相手がロングボールを蹴らないから身長が重要視されずフィジカルが弱いんですよね。
そして裏に蹴られたロングボールの処理が上手くない。
つまり、このスイス戦ではパスサッカーの陰の部分が出てしまったなぁと思う訳です。
普段からやってなきゃ本番で出来ないのは当然ですね。
ある種あの失点は必然だなぁと。
ただ単純にCBの身長不足ってのはプロフィールを見れば明らかな訳で、人材がいなかったにしろそこを放置して本番に入ってしまったってのは明らかな人選ミス。
この世代に特別詳しいわけではないけど、チームでCBやってる杉本健勇選手をCBで試すくらいはしてても良かったのかなぁとは思います。
ってか、日本サッカー界自体が「パスサッカー=良いサッカー」で「放り込みサッカー=中身のないサッカー」みたいな風習あるけどこれって違いますよね。
確かに日本サッカーの目指す方向としては、今回U-17日本代表が見せてくれてる様なパスサッカーだと思います。
ただどのチームもこれでは悪い意味で今回のU-17日本代表の様になってしまうなぁと。
このままではインターナショナルなCBが育たないと思うわけですよ。
そこで個人的に思うのは、国見高校や駒澤大学みたいな蹴ってくるチームがもっと頑張って、その世代で追われるチームでいて欲しいなぁってこと。
「あの放り込みサッカーに勝たないと日本一になれない」思わせるくらいに強くあってほしいですね。
そうすれば本気で優勝狙ってくる様な実力あるチームはCBにヘディンガーを置かざるを得ません。
したら、少しは日本も守備陣が強くなりますかね?
若干安直な感じではありますが、ユース年代のDF陣の身長が低めなのは最近の顕著な傾向な訳で、これはなんとかしていかなくてはならない課題だと思います。
ってか、これで2連敗。
予選リーグ突破は厳しまになってきたけど、次勝てば決勝トーナメント進出の可能性はあるんで頑張ってほしいものです。
宇佐美選手もまだノーゴールだしこのチームが大会去るにはまだ早い気がしてなりません。