ACL Fグループ第5節 山東魯能×ガンバ大阪 | CZOブログ

ACL Fグループ第5節 山東魯能×ガンバ大阪

この試合を終えたら、一応溜まってた試合は一段落です。
まぁ完全に自己満足な訳ですが。



2009/5/6 20:30K.O

山東魯能 0ー1 ガンバ大阪
【得点】
G大阪 レアンドロ


もはや2週間近く前の試合で記憶も微妙な感じですがとりあえず感想程度でも。


まず感じたのが「アウェイだなぁ。」って事。
今まで我が家ではACLを放送してる局が入らなかった事もあってACLの厳しさとか文字でしか知らなかったけどあれは過酷そう。
とか言ってたら、現地まで行った人に「テレビで見ただけで何が分かる?現地に行ってこそあの過酷さは分かるんだ。」とか言われそうですが。

まず現地のスタジアムの殺伐とした雰囲気はテレビを通じても伝わってくるし、危険なタックルの嵐とそれに対する判定もアウェイを感じさせてくれました。



今までなら結果だけ見て「結構手こずったなぁ」程度の感想だったと思いますが、テレビとは言え実際に1試合通してみると「よく勝った。価値ある勝ち点3」と言う気持ちが強くなります。





そんな中で注目してたのは遠藤保仁選手と下平匠選手。


なぜここに来て遠藤保仁選手なのか?
遠藤選手に関しては生でも何度か見た事あるしテレビでも何度も見た事あります。
「どんな選手か?」と問われれば「運動量は多くはないけど、バランス感覚に優れ攻撃を円滑にする繋ぎが出来る選手」とそれなりに答える事も出来ます。
しかし教科書通りなこの回答に疑問を持ちました。
果たして実際にそうなのか?と。
それって雑誌とかの受け売りじゃないのか?と。
試合は何度も見てるけど、そこまで遠藤選手に特化して見た事ってあったっけ?
とかとか思った訳です。
つまり、雑誌とかの受け売りでなく自分の言葉で日本を代表するプレイメーカーの遠藤選手を説明したいなぁとね。

しかし不運な退場により遠藤選手を見れたのは前半の45分間のみ。
そこで感じたのは「縦パスが上手い選手」だと言う点。
横へ横へと出せる選手はいくらでもいるけど、奪われカウンターを食らうリスクと隣り合わせの縦パスをコンスタントに入れられる選手は案外に少ないんですよね。
遠藤選手はそれをごく自然にこなすし、ミスが少ないなぁと感じたものです。
そしてその遠藤選手の縦パスにこそガンバ大阪の攻撃サッカーがあるのだと思いました。

遠藤選手にボールが渡る→縦パスが入る→【FW】ポストに入る→【MF】ポスから受ける→展開

遠藤選手がいる事によりこの基本的な流れが日常的に行われる様になる気がしてなりません。
中村俊輔選手の様なロングパスや中田英寿選手の様なスルーパスは目立つし得点に直結するから分かりやすいんでしょう。
が、「攻撃を円滑にする」と評される遠藤選手の「縦パス」こそが日本のパスサッカーに必要なものなのかなぁと感じました。
いやぁ黄金世代で注目浴びるの遅かったけど遠藤選手は凄いですね。


また一方の下平匠選手。
昨年からちょいちょいと出てるし、最近では安田理大選手からポジションを獲得してる感じで気になってた選手です。
実際に見ると安田理大選手からポジションを奪ったのもまぁ納得ですね。
運動量が豊富で攻撃的、サイドバックなのに妙に位置が高いなぁと。
かと言って守備もハードにこなせる印象でした。
またセットプレイ時には左のキッカーを務める事もありキックの精度も良さそう。
安田選手に比べると最後の場面でのキレやアグレッシブさでは劣りそうだけど、バランスのいい正統派なサイドバックと言う印象を受けました。
にしても、88年世代で今年21歳ですか?
また面白い選手が出てきましたね。



ってか、前々から思ってたんだけど、ガンバユースは左SBの宝庫ですね。
ざっと挙げるだけで以下の通りです。

鹿島 新井場徹選手
清水 児玉新選手
G大阪 下平匠選手
G大阪 安田理大選手

そしてそれに対抗する左SB王国が市立船橋高校なんですよね。

千葉 青木良太選手
横浜 小宮山尊信選手
名古屋 阿部翔平選手
松本山雅 石川航平選手

この2チームだけで、J1の約3分の1の左SBをまかなってるんだから凄いですね。





そんな訳で、ガンバ大阪はF組1位通過を決め残り1試合は消化試合となりました。

噂では宇佐美選手のデビュー戦となるって噂。
それが本当なら相当に楽しみですね。

いやぁ熱い。