Jクラブユース選手権 東京ヴェルディユース × ガンバ大阪ユース
と言う訳で、第2試合も。
結果的に優勝となるガンバ大阪 が出場と言う事で、とりわけ日本の至宝・宇佐美貴史に注目してみました。
東京V 1-4 G大阪
58分 【G大阪】田中裕人
59分 【東京V】真野亮二
71分 【G大阪】大塚翔平
81分 【G大阪】大塚翔平
87分 【G大阪】関皓平
http://www.jsgoal.jp/game/2008/20089999999820081223.html
とにかくG大阪のフリーキーでスウィングするパスサッカーに魅了された90分間でした。
FWにクサビが入った瞬間の2列目・3列目が入ってくる動きの連動性とその制度の高さ。
目が回るくらいに動くパスに魅了されましたね。
サイドバックの選手がトップ下みたいな顔してポストプレイに顔出たりすればゃそりゃ強いって。
そのリスクを犯した攻め上がりが出来るのも、自らのプレイへの自信と仲間への絶対的な信頼があってこそだよなぁとか思ったり。
知人で「好きなチーム:ガンバユース」とか言う奴いるけどその意味が分かりましたね。
すっかり自分も「ガンバ大阪」ではなく、「ガンバユース」のファンとなってしまいました。
そしてその圧倒的な組織の中で、ときおり個が顔を出す瞬間がまたガンバユース的な快感なのかなぁとも思ったり。
この日は少なかったけど、左サイドからの宇佐美(1年)の突破。
ブルーノ(3年)の圧倒的なスピード。
その中でも、この日2得点の大塚翔平(3年)が光ってましたね。
どんな体勢でも正確なポストプレイに前を向いた時にも自ら仕掛けられるスピード溢れるドリブル。
超高校生レベルなのは間違いないけど、今後もかなりやれるんじゃないかなぁと思いました。
一方のヴェルディは3年生が少なく、1~2年生が主体のチーム。
その中でも最も凄かったのは元大洋ホエールズ・高木豊の次男・高木善朗(1年)。
正直「高木豊の次男」って言う言わば話題性先行の選手だと思ってたんだけど違いましたね。
4-4-2の右MFで出場した彼は、盗塁王の父譲りのスピードもさることながら1年生とは思えない強靭なフィジカルにテクニック、そしてキックの制度が良かったです。
この日、自分の中でヴェルディでNo1と言う印象でした。
タイプ的には将来はサイドバックがいいなぁなんてね。
また彼の兄(高木豊の長男)の高木俊幸(2年)も出てたんですが、スピードがあるのは感じられたもののそこまで響きませんでした。ちなみにポジションは弟の逆で左MF。
そして左バックは都並敏史の長男・都並優太(2年)。
彼も2年生ながらスタメンで気持ち溢れるプレーが印象的でしたが、中盤を追い越すオーバーラップを武器としてた父親とは違って守備に重きを置いたサイドバックって感じでしたね。センターバックも出来そうだなぁとね。
一方、右バックの八塚利朗(2年)が良かったなぁと。
まさにサイドバックな選手と言う印象。
攻めて良し・守って良し・蹴って良し・走って良し…って感じでしょうか?
若干言いすぎな感もありますが。
ここで負けてしまったのは残念だけど、スタメンの学年構成を見る限り、来年は相当なチームになってる気がします。
本当に来年見てみたいなぁと思いました。
ってか、ヴェルディは継続してユースは日本トップクラスなのにトップチームが不甲斐なさ過ぎ。
強くないクラブだと選手の獲得争いで圧倒的に不利になりがちですが、ユースが強ければどんな状況でも一定以上の選手が毎年入る訳じゃないですか?
それを全然生かせてないですよね?
クラブを再生するなら血眼になって選手を獲ることより、いかにユースの有望選手をものにしていくかなんじゃないでしょうか?
ちょうど今のガンバ大阪みたなのが理想でしょう。
ユースのポテンシャル的にガンバに出来てヴェルディに出来ない事はないと思うんですがどうしたもんでしょう?
以下、写真。



















