4月の改正で国からもっとジェネリックを使えとまた厳しくなります。。。
しかしうちは小児科の患者が多く、もともと無料なのであえてジェネリックに変えるという患者さんが少ないのです。
いや、いいんですよ、だってお金がかからないですもの。
医者の出した薬をわけのわからないものに変更するよりはそのままの薬を出してもらった方がいいですもんね。
正直言いますと我々少し歳を重ねた中年代の薬剤師は昔のジェネリックの評判の悪さを知っています。
特許が切れてゾロゾロ出てくるからゾロ医薬品だなんてあまりいい意味でない意味で言われていたころもあります。
(未だに年配の薬剤師はジェネリックのことをゾロと言う人もいますね)
ただ、それはもう昔の話で今はジェネリック医薬品は大分メジャーになってきました。
黒柳徹子の東和、高橋英樹のサワイ製薬などみなさんもCMで見覚えあると思います。
品質なんかも特にこだわっていかないと生き残り競争が激しい世界となってきました。
ただ単に特許が切れたから出せばいいというわけにはいかなくなってきました。
こどもの薬で例を言えば苦い薬なんかは甘く飲みやすいように工夫されていたりしますね。
そして薬剤師たちは実際にいろんなメーカーの味を見たり評判を聞いたりして、価格だけじゃなくどの薬を使えば患者さんが飲みやすく薬を飲めるようになるかなどを考えています。
苦くて評判の悪いクラリスなんかもジェネリックにすると飲みやすくなったりしますね。
ただ安いからと勧めているわけではないので皆さんご安心してジェネリックをお選びいただけると良いと思います。
それでも元の薬がいいという方もいらっしゃると思います。
それもそれでありだと思います。
病は気からといいますから医者が選んだ薬だから良く効くんじゃないかととかいう先入観や思い込みというのは大事だと思います。
ただ、ジェネリック医薬品は元の薬を出した医薬品メーカーより
もっとその医薬品について考えて作られているということをお伝えだけしたいです。
ちなみにジェネリックじゃない薬は10年以上に作られてから何にも変わってないことが多いです(発売してからずっとそのまま)
特許が切れてジェネリックが出そうになってから慌てて改善しようと対策をとってきたりしますね。