訪問日:2023年2月4日
所在地:東京都青梅市成木7
訪問人数:城友さん4名と私の計5名
参考文献:『資料青梅市の中世城館跡』
歴史
不詳。何某かの家臣団の屋敷跡の可能性があり、その末裔が明治初年まで住んでいたとされる。屋敷は人里離れた山間部にあるため、その何某は山で生業を営んでいた人なのか、あるいは何らかの事情により、家臣団を引き連れて隠れ住まわなければならなかった人なのかは不明である。
常盤屋敷の位置。黒山の麓、標高647m地点に位置しており、現在は林道が開通しておりますが、民家はなく完全に山間に構えた屋敷となります。
常盤屋敷の概要図
成木川の南側に平場を設け、南北の長さ中心部で70m程度。
北側の塁壁
東側に薄らと虎口と思しき地形がありました。
西側に進むにつれて段々地形となる。
南側の塁壁。高さは5m程度。
屋敷内部には渓流が通る。
跡地より南方向に70m程登った場所に石積があるのですが、急登のため私は探索を諦めました。一緒に探索した城友さんが石積の場所とされる所まで登りましたが何もなかったとのことです。
人里離れた山中にある謎の屋敷ですが、跡地とされる場所は人為的に削平されており、何かしらの施設があったと思われます。石積を見ることができなかったのは残念ですが、この屋敷を訪問される方がいればその方に石積の発見を託したいです。
以上、常盤屋敷でした。
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常盤屋敷、常磐屋敷