訪問日:2022年9月10日

所在地:神奈川県横須賀市猿島

訪問人数:単騎

 

参考サイト

横須賀市観光情報

ニッポン旅マガジン

 

猿島の場所

東京湾に浮かぶ、唯一の自然島。 面積は横浜スタジアムのグランドの約4倍。 三笠桟橋からの約10分の船旅で、気軽に訪れることができます。 

 

猿島

 

歴史

幕末の弘化4年(1847年)、内海防備を目的に、島頂部に大輪戸台場、島北部に亥ノ崎台場、島東部に卯ノ崎台場が設けられ、川越藩の松平家が防備しました。嘉永6年(1853年)にマシュー・ペリーが率いるアメリカ合衆国海軍東インド艦隊が浦賀に来航するよりも以前のことです。1846年(弘化3年)にジェームズ・ビドルが率いるアメリカ合衆国海軍東インド艦隊が浦賀に来航し通商を求めたこともあり(この時は幕府は通商を拒否)、内海の入口である観音崎〜富津間では緊張が高まり、内海の入口にある猿島は国防の最要所の一つと注目され台場が築かれたと思います。

 

各台場跡の位置

 

各台場跡は現在、以下のようになっています。

 

大輪戸台場:展望台広場

亥ノ崎台場:猿島砲台跡

卯ノ崎台場:海浜展望台

 

 

大輪戸台場

現在は展望台広場になっています。台場跡地は島頂部ですが台場が築かれた際に削平されました。第二次世界大戦時には猿島高角砲台が設置されました。

 

台場跡地から三笠方面を望む。

 

 

亥ノ崎台場

第二次世界大戦時には高射砲が配備されました。

 

砲台の解説版

 

卯ノ崎台場

海浜展望台になっています。

 

台場跡の解説版

 

猿島砲台

川越藩の台場とは関係ありませんが、猿島の一番のスポットは明治17年に竣工した砲台ではないでしょうか。東京湾防衛のため西洋の築城技術を導入した東京湾要塞建設の最初期の砲台で、レンガで築かれています。
外部から要塞の施設がまったく見えないのは、森に覆われた無人島としてのカモフラージュのためとのことです。

 

 

 

以上、猿島の川越藩台場跡でした。