|
先の日曜日には、緑文化小劇場でオカリナの演奏を披露してきた。音響設備が整っているところなので、この会場で演奏する時は本当に気持ちが良い。しかもいつもならばどこかで音が飛び出したり、異音を発したりという、小さなミスが出来湧くのだが、今回の演奏ではそれがほとんどなかった。
私たちのオカリナグループは、結成10年目になる。もともと高年大学という、名古屋市の生涯教育の場でのクラブ活動が出会いのきっかけだった。その時が私を含めて全員にとってオカリナを吹くことは初めてだった。私以外は、そもそも音楽を趣味とすること自体が、未経験の人ばかりだった。そんな人たちと10年オカリナを練習してきて、ここまで来たということが奇跡のようだ。当初の楽譜を読むということから始まって、とうとうホールで演奏を披露できるまでにレベルアップできたことが
本当にうれしい。
恐らくここまでが私たちのような初心者が到達できる最高峰ではないかと思う。つまり自分で自分の演奏に自己満足できるという意味において。これ以上のレベルを望もうとすると、恐らくは、音楽的な素養を根本から積み上げる必要が出てくる。つまり聴いている人の心に訴えるだけの演奏力となると、単に気持ちだけでは、到達不能だ。いずれにせよ、一つの限界が見えてきたというのが実感だ。
この三週間、のどの痛みが引かない。咳をすると、ぜんそくの様にせき込んでしまい、息が吸い込めず息苦しくなるという状態になる。こんなことは初めてだ。なので、オカリナを演奏する時もかなり注意しなければならず、練習も万全とはいかなかった。仲間にも迷惑をかけたし、体力の低下が身に浸みた。健康であることが何をするにつけても基本だということを痛感している次第だ。 |
