モデルルームのような空間に | hello-candy-candyのおかりなブログ

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ひねもす土の音(オカリナ)の響きに興をもよおせど、しばし徒然なるままに由無し事を綴りけるなり。

 1日1曲ずつオカリナを演奏しています。

  今日の曲は「ハナミズキ」です。や

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 元々下町の狭い、猥雑な家に育ったせいか、新聞や雑誌でよく見かけるようなすっきりした空間のある家、少なくとも一部屋は、家具に触れずに大の字に寝転べる8畳くらい和室がある家に住みたいと結婚前から思っていた。そして、結婚した当座はその願いがある程度かなった。

 

 私はなるべくお金はモノを買うことではなく、コトをする方に使いたい、と思っていたので、極力無駄な家具、例えば、サイドボードや3人掛けソファとか収納タンスのようなものは置かないようにした。今もそうだが、当時は土地単価が非常に高騰しており、スペースは貴重だという感覚があった。そのため、限られた床面積を家具が占拠するのは割に合わないと考え、圧迫感のない程度に、なるべく高さ方向を有効活用するように物を配置、収納した。

 

 とはいえ、家族人数の増加と共に部屋は子供用になり、物も増えるばかりだった。とうとう寝ているところから手を伸ばせば家具に触れられるくらいの部屋にまでなってしまった。

 

 それがこの10数年程で子供たちも独立し、また、二人だけになった。だからと言って、なかなか物は無くならない。我が家が納戸代わりになっている。さすがにもう何年も使っていないものは、これからも使いそうにないと思う。が、勝手に処分するわけにもいかない。収納ロッカーのようなものを購入すれば、すっきりするだろうが、物は反って減らなくなりそうなので止めた。この一週間ほどの間に急に過ごし易くなったのを機に、家事というほどのことはないけれども、ささやかながら掃除を手伝っている。いつまでも納戸代わりに放置されている子供たちのモノが、目障りになってきた。フリマか廃品回収にでも出して、もう一度我が家をモデルルームのようにすっきりした空間にしようか、それとも独立していった子供たちとの賑やかだった頃を、残していったものから感じる縁にしようか、と悩んでいるところだ。

 

 


▼Myオカリナ演奏

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ハナミズキ