アメリカの横暴を許すな | hello-candy-candyのおかりなブログ

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ひねもす土の音(オカリナ)の響きに興をもよおせど、しばし徒然なるままに由無し事を綴りけるなり。

 1日1曲ずつオカリナを演奏しています。

  今日の曲は「里の秋」です。

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  USスチールを日本製鉄が買収する計画に対して、米国の次期大統領候補のハリスさんも反対の姿勢を示したとの新聞報道を見た。トランプさんが以前から反対しているのは知っていた。が、ここに来てハリスさんも反対するとのニュースに驚いた。地元ペンシルベニア州の鉄鋼労働者らの票を獲得するためだ。

 

  私は日本製鉄の買収の意義やUSスチール社の業績動向などのことは門外漢だ。だが、自国のためというか、もっと短絡的に、政治的野望のために、外国である日本が正々堂々と行おうとしている取引を妨害する、という米国の態度に既視感を覚える。あれは1980年代のことだ。まだ、NEC、富士通、東芝などの日本製のコンピュータが世界市場で有力視されていた頃だ。通称日米半導体戦争と言われる取引が、当時のレーガン-中曽根コンビで締結された。当時、日米貿易摩擦が炎上し、米議事堂前で日本車がハンマーでたたき壊されるというパフォーマンスまで起きた。すわ一大事と日本政府は早々と鎮静化のために米国政府と妥協した。1986-1996年の10年間にわたって半導体の製造が自主抑制された。結果的に、日本経済はその後失われた30年とか言われる停滞期に入った。その間、米国は、IBM、インテルをはじめマイクロソフト、アマゾン、グーグル、などの今の米国の繁栄を支える産業が力をつけた。一杯食わされたという感じだ。

 

  もう一つは、1988年に締結された次期支援戦闘機の日米共同開発覚書だ。もともと日本の純国産の予定だったが、日本が自主開発したら、自動車産業と同様に、航空機産業も日本に牛耳られかねないとの米国内の声に、レーガンが当時の海部首相に米国製戦闘機購入を要求し、日本側は純国産をあきらめ、米軍機の改造開発で妥協したものだ。この時も米国のエゴに日本政府が妥協したものだ。

 

   いずれも日本の台頭を恐れた米側が、いちゃもんをつけて米国に有利な取引をさせられたというものだ。一体いつになったら、日本は米国と対等になれるのだろうか。と思っていたら、新聞にまた、今年6月の沖縄における米兵の性的暴行事件が報道された。こうした沖縄県に対する木で鼻をくくった態度と日本全体に対する態度は、米国からすれば本質的には同じものと考えてよい。

 



▼Myオカリナ演奏

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里の秋