トランプと角栄の類似点は | hello-candy-candyのおかりなブログ

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ひねもす土の音(オカリナ)の響きに興をもよおせど、しばし徒然なるままに由無し事を綴りけるなり。

パリ・オリンピックは、日本が金20個を含む45個のメダルを獲得し閉幕した。日本人選手の活躍は素直にうれしい。中でもプロのプライドもあるだろうに、アマチュア主体のオリンピックに参加したゴルフの松山選手の銅メダル獲得が、私には印象的だ。もしロシアが参加していたら、これだけ多くは獲得できなかったのでは、との邪念が頭を過るが、そんなことはどうでもよいことだ。

 1日1曲ずつオカリナを演奏しています。

  今日の曲は「」です。

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 今年の秋に行われるアメリカの大統領選挙は、どのような結果になるにせよ見ものだ。それにしても今回の大統領選挙で驚くのは、トランプに投票しようとする人が、投票者の約半数7000万人もいるという事実だ。私からすれば、あのような人物が、大統領になったということ自体が、驚きだった。恐らく、8年前に彼が選ばれた理由の半分は、トランプを評価したというよりも、ヒラリーに代表される、頭はいいけれど、やっていることは要領よく自分たちの利益になることばかりだ、と判断した人なのだろう。ハリス新大統領候補のことはよくわからない。しかし、もし、彼女が当選するとすれば、それはバイデンの実績を評価するというよりも、トランプはもうたくさんだと思う人の方が、多いというに過ぎないのではないか。いずれにしてもトランプをどう評価するかが今度の大統領選挙の行方を左右するということだ。あの非人道のヒトラーも、そもそもは国民に選ばれて登場した。国民の熱烈な支持の下、ユダヤ人排斥に進んだ。だから、トランプが返り咲いたならば、本当にヒスパニックや黒人が排斥されるかもしれない。

 

 トランプで思い出すのは、田中角栄だ。政治は理念や理想などというきれいごとではなく、何よりも金権力と、人々の損得勘定だと露骨に口に出して、政治のトップになった。とにかく、品がなかった。それまでの政治家は建前はともかく、金のことよりは理念というか、それなりの教養を感じさせた。どぶ板政治は地方議員の専売だったが、角栄は国レベルでそれをやった。結局、あからさまに人々の欲望に手を突っ込むような政治をありとするか、それではあまりにも現実主義すぎるとブレーキをかけるか、という歴史的分岐点に私たちは今いるのだと思う。



▼Myオカリナ演奏

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