国のイメージとその国民のイメージのギャップ | hello-candy-candyのおかりなブログ

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ひねもす土の音(オカリナ)の響きに興をもよおせど、しばし徒然なるままに由無し事を綴りけるなり。

 1日1曲ずつオカリナを演奏しています。

  今日の曲は「虹」です。

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マスメディア経由の先入観

 

ロシアがウクライナに侵攻して以来、プーチンの冷酷無比さが目立ち、ロシア人は何て厚顔無恥なのかと思う。が、ここではロシアという国と、ロシア人という人たちのイメージ、一般的には、国とその国民のイメージの違いについて考えてみた。ロシア人は不愛想だ、アメリカ人は陽気だ、フランス人はセンスがいい、ドイツ人はお堅い、中国人は自分中心で横柄だ、韓国人はいつまでも植民地支配や徴用工問題などで日本に反省を強いるしつこい人だ,などの先入観で見ている。が、実際にその国の人たちと接すると、大抵の人からは、この人は自分の知っている日本人の誰それと似た印象を受けるなぁと思うくらい極く日常的な人たちだ。

 

国としての行動は建前的

 

どうしてある国の人々の印象と、その国の印象が違うのだろう。ニュースなどで知るある国の行動は、その政府の行動だ。国の為政者とその官僚らの方針に基づき、外交的行動が決まるので、それは公式的だし、建前的だ。国の発言や行動は、常に正式の意思表明であり、かつ自国民、特に国内反対派をも意識する結果、最大公約数的なものにならざるを得ない。思い付きやその時の感情で発言できない。個人レベルの付き合いでは、あまり対面や建前に拘ることも少ないので、世界的に似たり寄ったりの考え方で行動でき、驚くような差異も摩擦もない、ということかもしれない。国際会議では出席者は国を代表しているので本人の感情とは別に、立場で発言せねばならなから、どうしても建前的だし、簡単に妥協するわけにもいかず頑なに見える。この辺りが国とその国民のイメージのギャップになるのではないか。

 

実際に会話してみるのが一番だ

 

例えば、私はロシア人とは一、二度しか会ったことがない。だからロシア人のイメージはすべてマスコミ経由と言ってよい。私も名古屋城へ来場した外国人訪問客を案内する際、ついその国に対する先入観で相手を見てしまう。しかし、ある程度個人的会話をすると、イメージと異なり、同じ人間同士だと感じることが多い。やはり接する機会がなければ、人となりを知ることもできない。仕事や外国旅行やボランティアを通じて、外国人と接する体験が増えるにつれ、私も国とその国に住む人たちのイメージは区別するよう心している。
 

 


▼Myオカリナ演奏

ダウンダウンダウンダウンダウン

   (菅田将暉)