夕暮れ時はちょっとせつない | hello-candy-candyのおかりなブログ

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ひねもす土の音(オカリナ)の響きに興をもよおせど、しばし徒然なるままに由無し事を綴りけるなり。

  夕焼け小焼けを歌ったのはいつだったろう

 

今は寒くてやや季節外れの感があるが、夕焼け小焼けは、草川信が1922年(大正11年)に作曲した。今からちょうど100年前の曲だ。私が初めてこの歌を歌ったのはいつだったか。小学校唱歌ではないので、学校の音楽の時間に習った曲ではないようだ。恐らく多くの童謡がそうであるように、教えられたというよりも、子供たちの間で何かをきっかけに誰かが歌い始め、それを口伝いに唱和している間に覚えたのだろう。確かに子供の頃は夜暗くなるまで外で遊んだ。

 

  テレビが無かった頃は

 

まだ、テレビなど無く、唯一ラジオだけが娯楽だった。家の中が狭いので、日中は子供はできる限り外で遊ぶものと決まっていた。今のように自動車もない道路は、せいぜい自転車が通るくらいで危険はなく、キャッチボールをしたり、鬼ごっこやかくれんぼなどの遊び場だった。道路が遊び場とは、今では考えられないことだが、当時はそれだけのんびりしていた。逆に言えば、いわゆる小公園なる区切られた遊び場自体が身近かにはなかった。公園の代わりは道路か空き地か田畑だった。特に稲刈りが終わった田圃は、絶好の遊び場になった。ボール遊びをやったり、二組に分かれた戦ごっこでは丁度脱穀の終わった稲わらの山が、取っ組み合いの戦場になった。乾いたわらの匂いは今でも脳裏に残る。あたりが暗くなりかけて、あちこちの家々に電灯の明かりが灯り始める頃、三々五々家に戻った。そんな時にこの歌を口ずさんだような気がする。

 

 

  このような歌詞だ

 

 

夕焼け小焼けで日が暮れて
山のお寺の鐘がなる
おててつないでみなかえろう
からすといっしょにかえりましょ

子供がかえったあとからは
まるい大きなお月さま
小鳥が夢を見るころは
空にはきらきら金の星

↓Myオカリナ演奏

 

夕焼け小焼け

 

私も参加しているオカリナ・グループです。もし宜しければ…