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年中無休で、朝6時から開店している喫茶店へ7時前に行った。妻と私が到着した時はすでに10台ほどが駐車してあった。そこは割と大きな喫茶店で、席数は70席ほどある。店内はやや薄暗く、古風な印象を抱かせる静かな雰囲気だ。名古屋はその近郊を含めて、特色ある喫茶文化がある。我が家の周辺にも、車で10分ほどの至近範囲内に思い付くだけでも、10軒以上の喫茶店がある。
店内に踏み込むとがらんとしてはいるが、各ボックスには、6、70代の男性が一人ずつ、座って新聞か雑誌を読んでいる風情だ。女性の姿は少ない。一人静かに新聞等に目をやる人たちは、大抵、コーヒー1杯の値段で10時か11時ごろまでの午前の時間帯に限ってトーストとゆで卵等が追加提供されるモーニングと称する、メニューを注文しているようだ。1時間ほどかけて2、3紙に目を通している。
500円ほどのコーヒー料金で、一人静かに新聞や雑誌に目を通す、優雅な時間を過ごせるのは、男性としては癖になりそうだ。身なり等から推して、男やもめという訳ではなさそうだ。
むしろ好んで、妻とは別行動の、自分の時間を味わいたいという男性ではないか、と私は観察しているがどうだろうか。 |