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「HCnet」社のブログ

ハローコールネット(HCnet)社の運営するブログです。
シニア向けの健康・生活情報を中心に日々の様々な
出来事を日記風に綴っていきます

こんにちは。HCnetの山下です。


前回は年齢別(ライフステージ別)の健康維持のための

工夫についてお話させていただきました。

成人期(20~39歳)及び壮年期(40~64歳)に引き続き

今回は老年期(65歳以上)がテーマです。


老年期の健康問題で切っても切り離せないのが「老化」

の問題です。前回もお話ししましたが、若いからといって

「老化」は遠い話などと考えてはいけません。壮年期

から徐々に老化ははじまっているのです。昔の人は

40歳を「初老」と言っていたそうですが、きちんと理に

適っていたわけです。経験則もバカにしたものではない

ですね。


働き盛りの40歳がなぜ「老化」してしまうのでしょうか?

老化のメカニズムについて考えてみましょう。


人間は呼吸をして体内に酸素を取り込んでいますが、

細胞内のミトコンドリアという器官でこれは消費され

生命維持に必要なエネルギーを得ているのです。

ところが、酸素分子には2つの不対電子が存在し

これが水素原子や窒素原子などと結びつくことで

化合物を生成します。これらを「活性酸素」と呼びます。

「活性」とは反応性が高いことを意味し、活性酸素が

次々と化学反応を繰り返すことによって様々な酸化

化合物を生成していきます。

具体的には、ヒドロキシルラジカル、スーパーオキシド

、過酸化水素水、オゾン、などがあります。これらが

非常に攻撃性が強く、細胞を傷つける原因となります。

例えば、過酸化水素水は消毒に使われる「オキシフル」

の成分であり、オゾンはオゾン層でおなじみで

地球に降り注ぐ紫外線をカットしています。

上記の例からも、活性酸素の「攻撃性」がいかに強い

かが理解できます。


活性酸素の良い面もきちんと理解しておきましょう。

例えば風邪をひいて体内に細菌やウイルスが侵入した

場合には、白血球から活性酸素が放出されて殺菌や

消毒をしてくれます。しかし諸刃の剣で自身の細胞

も攻撃してしまう訳です。


さて、老化との関係ですが、活性酸素により細胞が

傷付き劣化していくことそのものが「老化」といって差し支え

ないと思います。なぜなら人体とは無数の細胞の塊だ

からです。


では、若いうちは活性酸素が発生しないで細胞が傷付く

ことはないのでしょうか?もちろん答えはNOです。

健康な若い人であっても1つの細胞あたりで1日あたりに

50,000~500,000回の損傷が発生するそうです。

これは驚きです。ポイントは損傷を回復する能力にあります。

人体には活性酸素に対抗するために活性酸素を除去する

働きのある酵素が存在するのです。この酵素の生成量は

20代がピークで40代ではピークの半分になり年齢を重ねる

度に減っていきます。

つまり、老化の進行のスピードは活性酸素の発生量

と抗酸化物質のとりこみとのバランスと相関関係があるのです。


まず、活性酸素の発生量を減らすには

ストレスを溜めない、紫外線を避ける、激しい運動を避ける

タバコはやめる、油分の多い食生活は避ける、食品添加物

を極力避ける。放射線を浴びない


などが重要です。


一方の抗酸化物質を取り込むのはやはり基本は食事です。

ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは抗酸化ビタミンとしてACE(エース)

と俗に呼ばれていますし、βカロテンやトマトに含まれるリコピン

お茶、コーヒー、ワインなどに含まれるポリフェノールも有効です。

また、有酸素運動が抗酸化酵素の活性化に役立つとの研究結果

もあります。


しかし、老化というものは避けることはできません。細胞は

活性酸素に攻撃され続け、劣化し、ついには再生不能に陥る

運命にあります。老化を遅らせることは可能ですが、老化は

避けられないものと覚悟して向き合うしかないのです。

そのことはしっかり認識して老化とうまくつきあっていく必要

があるでしょう。