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時系列が前後してしまいますが、
子宮頸管縫縮術を受けた1週間後のこと(経過と医師からの提案)を振り返ります。
ながーくなりますが、備忘録も兼ねていますのでご了承下さい。
8月27日
23w0d
緊急手術から1週間。
手術翌日以来、6日ぶりの診察。
これで問題がなければ家に帰れるものだと思っていました。
ところが………
Dr.「術後の経過は順調です。
ただね、子宮頸管は週数が進むとどんどん柔らかくなってくる組織です。
手術したところは丈夫な糸でしっかり縛ってあるので解けちゃうことはありません。
でも頸管のお肉のところは、柔らかくなってくるとお腹の張りなんかに耐えられなくなって裂けちゃう場合があるの。
そういうことがあった場合、今はまだ23週だから赤ちゃんを助けられる確率というのは高くない。
なので、僕ら的には少なくとも28週までは入院しててもらった方がいいと考えてるんだけど、どうかな?」
え?
ど……どうかな??!
私からしたら
「順調ですねー今日退院しましょう!」
ってな話になると思って内診台に上がったので、おまたを広げたまましばし絶句。
入院生活が延びるのはしんどいし、
なにより1週間帰っていない家庭(主に旦那の負担)が心配で、
「えと……旦那と相談したいです。
旦那をこれから呼んだら、今のお話をもう一度先生からご説明していただくことはできますか?」
と聞きました。
主治医の先生はとてもお忙しく、限られた曜日しか病棟にいらっしゃらないので、今日を逃すと二人で納得して決める機会が延びてしまうと思ったのです。
先生は、午前は外来診察があって
午後は手術が数件あるが合間でよければご説明しますと言ってくれました。
急いで旦那に連絡する私。
幸い(ではないけど)旦那はテレワークの日で自宅にいたので、仕事の方を調整してもらって午後に病院へ来てもらいました。
Dr.からの説明は
午前の診療時に加えて以下のような内容でした。
●今回の診断は子宮頸管無力症。予防でなく治療的縫縮術として緊急手術を行った。
●手術の段階では、全身麻酔が効いていたこともあって(筋弛緩していたため)子宮口から羊膜が見えている状態だった。
●手術では子宮の出口のところを1箇所、そしてやや上の部分でもう1箇所、計2箇所を縛った。経過もよく、手術は成功だったと言ってよい。
●緊急で行われる子宮頸管縫縮術は、破水や子宮口の開大を食い止め、少しでも在胎期間を延ばすことが目的。目安として2週間もたせられたら上出来という考え。
●22週以降を早産と呼ぶがその時点で赤ちゃんはまだ400g程度、生存率も後遺症を残さない率も高くない。24週で600gになり生存率は8割、後遺症を残さない確率も同じ程度。(※つまり予後良好は80%×80%=64%程度)その後、週数を重ねるごとに予後が安定していく。
●目標は28週。赤ちゃんが1,000gを超え、生存率も95%になってその後は確率が横ばいになる。28週までもたせられれば何とでもなる…と言っちゃアレだけど、NICUでしっかり管理するので問題ない。
●上のお子さんもいるし、入院が長くなることで逆に負担だとかストレスだということであれば、無理に28週まで入院しなさいとは言わない。ただ、せっかく今回手術がうまくいっているので、赤ちゃんや上のお子さんの将来を考えて大事を取るという意味で入院はおすすめ。
●外泊は週に1日ならOK。拠点を病棟に置いておくことが大事。もしも出先で破水や陣痛が起きてそのまま出産になったとき、退院してしまっていると、NICUが満床だった場合に他院に搬送される可能性がある。入院中であればNICUのベッドも連動して確保されているので、出先で何かあった場合もすぐに対応できる。
●もちろん28週を過ぎても、もうちょっと安静にしてたいな、入院続けられそうだなと思ったら居て構わない。お腹の赤ちゃんの経過を見ながら、ご家族と相談して決めればよい。
ここまでの説明を聞いて、私の心は完全に入院続行に傾いていました。
あとは旦那が長期ワンオペ育児を受け入れられるかどうか。
心配していたのですが、旦那はいくつか医師に質問したあと
意外にもあっさりと
「あと5週間でしょ?入院してなよ」
と了承しました。
先生の説明を聞いて、質問もぶつけて、リスクとメリットを理解し納得できたからだと思います。
お忙しい中先生に時間を作っていただいて良かった…。
また、長期入院が患者の精神的負担になることを先生はよく分かっていらして、気を使ってお話しいただいていることが伝わってきました。
選択肢を用意していただけたことで、前向きに安静入院を受け入れる気持ちになれたのです。
そんなわけで、少なくとも28週までは
入院生活を続けるつもりです。
欲をいえば30週、34週、36週までいけたらいいなと思いますが、お腹の赤ちゃんと旦那のがんばり次第…
年末には新しい家族といっしょに
自宅で過ごせる日を夢見て
私も毎日がんばります。