放射線の今後 | joni's blog

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こんないい天気なのに、外でサッカーすることもできんというザンネンな件にご立腹のjoni氏は、さらに武田教授の文章を引用させていただくのでありました



原発連休明けの生活(4) 放射線の今後




これから問題になるのは、原発からの「放射線」ではなく、身の回りの「放射性物質」です。それは「物質(粒)」ですから、時間が経つと少しずつ場所を変えていきます。
原発が爆発すると、まず福島原発の真上に上がります。それから風に流されて風下に移動します。それなのに政府が「20キロ圏」とか「原発から遠くに」などと「同心円」のような図を示しましたので、多くの人は原発から遠ざかったのですが、それで「逃げても後ろから追っかけてくる」という状態になりました。
「遠くに逃げる」のではなく、「横に避ける」だったのです。


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前にも書きましたが、原発からの放射線物質は「火山の灰」と同じですので、この写真(鹿児島県の新燃岳の噴煙)のように「半径何キロ以内」などというものでは無いのです。
3月下旬までは、放射性物質の多くは空中にいたようです.それから少しずつ地表に落ちました。雨が降るとその時に多く落ちたので、原発から西北に20キロから30キロの地表が汚染されたようです。
放射性物質はところかまわず落ちるので、野菜や川を汚染して、それが「汚染された野菜」、「汚染された水道水」になりました。
またマスクをしていない母親や、ウシも呼吸して体内に放射性物質が入り込み、それが母乳や牛乳で観測されました。
都市では地表に落ちた放射性物質が、風に舞ったり、雨に流れたりして「吹きだまり」を作りました。4月末では空気中が1に対して、地表が2から10、吹きだまりが5から30ぐらいになっています.
また、すでに「部屋の中の方が放射線が低い」という時代は終わりました。だから窓を開けた方が良いぐらいの状態です.
黄砂が飛んできたときに、飛んでいる最中は窓を閉めますが、外に黄砂がなくなり、雨でも降ったら、今度は帰って部屋の隅や現缶に黄砂があるので、それをはき出したりします。
政府が言っているのは、「黄砂(放射性物質)が飛んでいる間は窓を閉めた方が良い」ということです。
また文科省が子供の被曝量を決めるのに、未だに室内が室外の2.5分の1ということで計算しているのは、子供の被曝量を増やすため(信じられない政策ですが)と考えられます。
記者会見を見ていたら文科省は、なぜ「体内被曝が少ないのか」というのにも答えられませんでした。
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各地で測定されている「放射線」は、その場所にある「目に見えない小さな粒(チリ)」から出ている無数の放射線を合計したものです。つまり、「体に毒になる赤い粉(本当は色は付いていません.想像するためにたとえています)」が空気中に浮いていたり、部屋の隅にあったり、道路の吹きだまりにたまっているようなものです。
もし、この「赤い粉」が目に見えたら、大急ぎでぞうきんなどで拭き取ると思います.それが「放射線」になると思いつかないのは、第一に「線」と思っていること、第二に「赤い粉」が見えないからです.
でも、自然放射線を越える放射線が測定されるということは、「そこに赤い粉がある」のと同じなのです。
郡山市が率先して校庭の土をのけ始めました。校庭の放射線量が「自然放射線量」より多ければ、それだけ校庭に「赤い粉」があることを示しています。
繰り返しますが、放射線は放射性物質(赤い粉)からしか出ませんから、「放射線が観測される=放射性物質(赤い粉のようなもの)がそこにある」ということです。
それさえ取れれば、どんなに今放射線が強いところでも、低くなります. 除去するのが早ければ土にしみこみません.
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一方、海にでた放射性物質は、ストロンチウムとプルトニウムを含んでいると考えられます。ヨウ素やセシウムは海の表面近くに、ストロンチウムとプルトニウムは海の底に沈んだと思われます.
黒潮は福島県沖から太平洋の中心部へ流れ、黒潮の反流が沿岸を南下します。小魚や貝などの状態を見ますと、すでに海水に流れた放射性物質は「湘南付近」まで来ているようです。
銚子沖で反流と北上する黒潮がぶつかるので、そこから沖に行って欲しいと思っていたのですが、それほど甘くは無かったようです.
海で特に注意するのがプルトニウムとストロンチウムです. 重たいので原発から出たところで海底に沈み、あまり動かないと良いのですが、粒が小さいのであまり急には沈まないかも知れません。
ともかく、海に大量の放射性物質が流れたのは人類初めての体験ですから、慎重に測定し、慎重に行動しなければなりません。
と言っても、どうせ政府はしっかり測らなかったり、ごまかしたりするでしょうから、なんとか私たちで警戒したいと思います.
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つまり、
1. 大気中の放射性物質は減っている、
2. 地表に落ちている、
3. 吹きだまり、雨水だまりに多くいる、
4. 海はどうなっているか判らない、
5. 今(梅雨の前)、少しでも除去すれば、これから30年は違う.
6. 放射性物質を人間の手で除去するのは、世界で初めての試み(大規模)だが、粉だからできる、
7. 早くやれば少しでも減らせるし、上手くいけば90%ぐらいは除くことができる、
ということです。
このような放射性物質の状態を頭に想像しながら、被ばくを減らしていくのがポイントです. 次回から被ばくを減らすことに入ります.
(平成23年4月27日 午前7時 執筆)

武田邦彦




以上、引用


重い物質は大気中を飛ぶことはありませんが、水や土を介してあなたの体内に入り込みますぞ ~ ☆
ある程度時間を要するので、すっかり危険性など頭に無いのかもしれませんが
無知は罪とも申します

んで、プルトニウム、ストロンチウムは有名ですが、チェルノブイリのときにはおよそ30種類ほどの放射性物質が大気中に放出されたと聞いております
この国の政府はその国民に種別放射線量をそろそろ公表したほうがいいと思いますぞ!
みんな2種類か3種類の物質しか飛んでないと思い込んでおる・・・

ん・・・思い込まされておる、か