思い出話ーあさかぜ | 徒然なるままに
田舎育ちの私は、どうしても、東京に行きたかった。
両親は、そんな私の願いをきいてくれた。
18才の時、大学に入学するため、
寝台特急のあさかぜに、乗って、
故郷の町を離れました。
夜の9時頃、駅まで送ってくれたのは、
父一人でした。いつもは、何にも言わない父が、
一言。‘東京には、悪いやつもいるから・・・。’
‘・・・・・・・。’
‘・・・・・・・・。’
それだけでした。人の親になると、あの時の
父の気持ちがよくわかります。
そのころ、祖母(父の母)が、危篤状態で、
母は、介護に明け暮れて、私一人での
上京になりました。

あれから、うん十年、幸運なことに、人に、
だまされたことは、ない。
よかった。

