私も、年を取り、いろいろなことを思い出す。
18歳で、上京し、一年間女子大の寮にいた後、
南青山に下宿した。そのすぐ近くに、船田邸が
あった。立派な洋館だった。
門の前には、仮設のポリスボックスもあった。
まだ訛もとれない田舎娘は、ただただ、畏敬の念で、
仰ぎ見た。
その後、船田家の御曹司は、25歳で衆議院議員となった。
大臣にもなったが、政界失楽園と揶揄された、
大スキャンダルも、おこした。
今度の選挙では、落選だったらしい。
船田氏の名前を、聞くたびに、いろいろな思いが
混じりあった複雑な感情がわき起こる。
