Sometime World | Heavy Metal Is My Way

Sometime World

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日曜日、WISHBONE ASHの来日公演@川崎。



中学生の時、ラジオでアッシュの名曲であるいつか世界は、を初めて聴いたのがアッシュに触れた時だったように思う。昔はメタルばかりを何時間もオンエアする番組が当たり前の様に放送されていて、金の無い中学生にはとても有り難い存在だった。ボロボロのラジカセを使ってカセットテープに録音して、それを擦り切れる程に聴きまくったあの頃。懐かしくもいい時代だったように今では思う。カッコつけた表現をするなら、音楽に対してハングリーだった。アッシュもMOTORHEADもVAN HALENもDISCHARGEも全てが斬新に聴こえた。若かったし青かった。その中でも地味で妙な曲だなあ…と思っていたのが、アッシュの『いつか世界は』、Sometime Worldだった。静かにゆったりと始まる曲が、泣きのギター2本の仕事によって盛り上がって行き、ラストになるとそれはもう弾きまくり泣きまくりで全く違う曲になって終ったもんだから、最初は違うバンドの曲かと思った訳ですよ。



アッシュの売りは、如何にも英国的な叙情的な音楽性をツインギターが弾きまくりで形にしていくもので、NWOBHM勢にはかなりの影響を与えていたのではないかと思う。NWOBHM特有のハモり、ツインリードは正に明白で、そこに80年代的な新たな形、攻撃力を加えたのが初期のIRON MAIDENかと。スティーブハリスの唄う様な印象的なフレーズのベースラインも、アッシュから影響を与えられた様に感じる。NWOBHM関連と違うのは、同じコードのギターパートを違うポジショニングで弾く、という点ではアッシュと初期JUDAS PRIESTが近いように思う。まあ、イアン・ヒルは昔から我関せずで地味い~なベースラインだけど、ここがいいんだな。



ライヴではやはり、と言うか予想以上にブリティッシュロックの底力をこれでもか、と見せ付けられてました。オール後に椅子席でライヴ、これは完璧に居眠りコースまっしぐら、かと思いきや、席は前から2列目でアンディパウエルがすぐ近く、あの妙技を堪能しまくりました。寝る暇なんか与えてくれません。静かに盛り上がる我が闘志。ギターは必要最低限のゲイン、ノーパワーコード、多彩なコードワークから放たれる美旋律の数々…いやはや、ギタリストとして非常に勉強になりました。第一部にArgusの再現なんて、感動で死にそうになったわ。



ありがとう、アンディ。

ハゲたギタリストは素晴らしい仕事をする。

我が持論に狂いは無し。