「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」観てきた。 | ふぇいばりっとしんぐinピルケース。

「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」観てきた。

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8月28日から東京公演の始まった舞台、

「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」を観てきた。


公式HP


日本人キャストのヘドウィグは今回で3人目。

三上博史版、山本耕史版も当時観に行ってそれぞれの舞台どちらも良かったのですが


森山未來!!歴代最高に動いて、踊って、跳んで、走り回って、叫び、歌うヘドウィグで

本当に文句の付けようの無いヘドウィグで素晴らしかった!!!!

・・・のですが今回は設定に大きな変更があるのですよ。


舞台は近未来の日本。

放射能汚染の影響から壁により隔離され、犯罪者や密入国者、はぐれ者達が

住み着いて巨大なスラム街となった土地。

その壁の内側で何者でもない者として生まれたヘドウィグの片割れ探しの物語・・・・。

物語の背景の変更と一緒に変ったのがイツァークで

普段からちょいゴスいパンク衣装でフラフラと何を考えているのか分からないけど

なんでかヘドウィグの側にいる子に。


オリジナル版が好きで堪らない人(含む自分)にとっては

「なんでそんな設定を持ってこなくちゃなんねぇのですか!!??何てことすんだ、おい!!」

って思う気持ちもとてもよく分かります。


が!!!自分は「アリ」です。これもヘドウィグ。

これくらいの変更でも「核」は揺るがない。

つうかジョン・キャメロン・ミッチェルのヘドウィグが変らずあるかぎりなんの問題も無い、です。


現在進行形の問題を扱う事に是非はあると思うし、そのままの脚本で観たかった!けれど
「日本人が日本語で2012年にヘドウィグを演じる」

という意味で好き、良い!!楽しかった!!!


冒頭の

「分かる?私はぬるい天国とぬるい地獄の間に立つ日本の新しい壁」ってな台詞がすき。


でもまぁ設定以外はほぼ変らないし(変更点についてはイツァークが重要キャラですが)

なによりも森山ヘドウィグと後藤まりこ演じるイツァークがもう見た目動き仕草歌う姿その他全て

全部が可愛くて可愛くて仕方ないですよ!!!衣装が良いです、カワイイ!!


森山未來ファン、ヘドウィグ好き、以外の音楽やライブ好きな人、演劇ファン、そうでない人にも

オススメです!(東京公演ならスタンディング席必須、ちょう近い!飛んでくる!!)