「ダーク・シャドウ」
公式HP http://wwws.warnerbros.co.jp/darkshadows/index.html #
18世紀、港に町と産業を築き、繁栄したコリンズ家の息子バーナバス・コリンズは
ほんの遊びのつもりで付き合ったメイドのアンジェリークの呪いで恋人と両親を殺され、
自身も吸血鬼にされた上に棺桶に入れられて地中深くに埋められてしまう。
200年後、偶然掘り起こされた彼が目にしたのは没落した子孫達と
魔力で若さを保ち、街の権力者となったアンジェリークの姿。
バーナバスは問題だらけの一族を立て直し、アンジェリークの呪いから逃れる事ができるのか?
という話。
ティム・バートンが帰ってきたー!!
「うずまき柄」と「犬」は無かったけれど
独特の暗い世界観、ゴシック調の美術に衣装、ジョニー・デップも以前のイメージ、
あばあちゃんとクリストファー・リーと吸血鬼(ベラ・ルゴシ?)、季節は10月だ!!
と、映像と設定で大喜びしたのもつかの間
・・・・なんか違う
コリンズ家とそれに関わる人々はどれも面白いのだけど
設定だけで物語が無い、というか薄い。
反対に敵役のアンジェリークは作品中一番目立つ。
自分の恋心を踏みにじり裏切ったバーバナスとコリンズ一族への末代までの恨みと
自身の欲望の為に何百年も生き続ける彼女は行動理由と目的がハッキリしているから。
悪役やはぐれ者が主人公よりも活躍するのはバートン映画のお約束の一つで
以前ならアンジェリークこそがもっともティム・バートンらしいキャラクターだけれど
「バットマン リターンズ」のペンギンの域までは達していないし
「シザーハンズ」のエドワード程の悲しみも無いし
前作「アリス・イン・ワンダーランド」のハートの女王のような魅力も無い。
バートンはもうこのタイプへの興味が薄れてしまったの???
世間を憎み、孤独に身を引き裂かれるよりも
自分を受け入れてくれる家族や大切な人達と共に生きていくバーナバスこそが
今の彼自身の心の形なのでしょうなあ。
と未だに心の奥にペンギンとエドワードが住み着いているファンとしては寂しさを感じつつ、
12月公開のモノクロストップモーション3Dアニメとしてリメイクされる
「フランケン・ウィーニー」 http://disney.go.com/frankenweenie/
に“あの頃”のバートン作品を期待するのですよ。
(↑まだ懲りない。)