いいタイミングで電話が鳴って そして会話が始まった。

オレはそちらに留守で、随分と顔も合わせていない。

たとえ会っても少ししか、紹介出来る素敵な人がいない。

流れる会話の中で、時々タバコをくわえたりする。胸を震わせ、煙を押し込み満足させて吐き出す。


その日はオレも暇で 彼は彼で何かあり

お互いが報告をし合って、今の悩みとちょっと前の思い出を話し

笑いながらそれを楽しんだ。


もしも近くに住んでいて すぐに会えるとしても

今ほども仲良くなる事はないし、逆に離れていても忘れはしないし

これが自然な距離なんだと思う。


我らを取り巻く環境が、あと15年ぐらいは変わらずに

こんな会話が100年ぐらい出来ますように。



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