
自宅は変わらぬあばら屋だが、オレの住所はこの辺りだ。
ここの先には駅があり この後ろには道路と灰皿がある。
エレベーターもエスカレーターもあるが よく効いてるエアコンのスイッチは見当たらない
警備員と管理人は居ないが 店の店員と同居人が居て カメラが監視をしている。
昼はうごめいているが 夜は人も近付かない
この奥に 白い川があり そこで水浴びをして 凍ったジンで身体に匂いを付ける
そして冷たい床に眠り、寝起きに手で握りつぶした、ユリの葉の汁を飲む。
記憶がゆがむ ゆがませる

これが もっと大きな川へと続く石畳 裸足で歩くと砂が鳴り ジャニス・ジョップリンの歌声が聞こえる。