思いだそうとしても正確には思い出せないぐらい
多分だが何年かぶりに「腕枕」なんかしてみた。
リクエストした訳でもされた訳でもないが、自然な成り行きでそうなった
そのまま何時間か寝て、肘が痺れてたまらなくなり相手を起こして
「よく眠れましたかね?」 「ハイ、熟睡しました…」
寝起きの悪い相手は、不機嫌な顔で起きてスグにタバコをくわえて火を付けた。
オレも追いかけるようにタバコに火を付け
胸の奥まで押し込んだ煙を、吐き出し相手の煙に絡めた。
そのあと溶かした銀で髪を洗い、二人で病院へ出掛けて 医者の白衣の白さを確かめた。
後日、少しお茶でもするかと誘い、新宿駅で空を見ながら待ち合わせした。
何時間も待たされてやっとの思いで会えた相手が
珍しくお茶をおごってくれた。
タバコの喫めるファーストフードの店内で、紙コップに入った紅茶を飲み干し
中に残った氷を弄び、かみ砕いた。
そのあと、東口と西口を繋ぐ地下道で手を握った。
相手の右手にオレの左手を絡めて
相手の親指がオレの親指の上にきた。
フワフワしたスカートが歩く度に揺れた 靴の音がガード下に響いた
ふと、RCの「不思議」のメロディが頭を過ぎった。
この人とずっと前から こんな風に過ごしたかった 買い物や酒を飲むんじゃなくて
こんな風に過ごしたかっただけさ。
多分だが何年かぶりに「腕枕」なんかしてみた。
リクエストした訳でもされた訳でもないが、自然な成り行きでそうなった
そのまま何時間か寝て、肘が痺れてたまらなくなり相手を起こして
「よく眠れましたかね?」 「ハイ、熟睡しました…」
寝起きの悪い相手は、不機嫌な顔で起きてスグにタバコをくわえて火を付けた。
オレも追いかけるようにタバコに火を付け
胸の奥まで押し込んだ煙を、吐き出し相手の煙に絡めた。
そのあと溶かした銀で髪を洗い、二人で病院へ出掛けて 医者の白衣の白さを確かめた。
後日、少しお茶でもするかと誘い、新宿駅で空を見ながら待ち合わせした。
何時間も待たされてやっとの思いで会えた相手が
珍しくお茶をおごってくれた。
タバコの喫めるファーストフードの店内で、紙コップに入った紅茶を飲み干し
中に残った氷を弄び、かみ砕いた。
そのあと、東口と西口を繋ぐ地下道で手を握った。
相手の右手にオレの左手を絡めて
相手の親指がオレの親指の上にきた。
フワフワしたスカートが歩く度に揺れた 靴の音がガード下に響いた
ふと、RCの「不思議」のメロディが頭を過ぎった。
この人とずっと前から こんな風に過ごしたかった 買い物や酒を飲むんじゃなくて
こんな風に過ごしたかっただけさ。
