「川の道」までの間3ヶ月ちょっと
・小江戸大江戸203kmフットレース
・IZU Trail Journey
・ハセツネ30km
・STY
4つのレースを走り、3月の小江戸大江戸までの1ヶ月間は週末ロング走50~100kmをなるべく行うようにした。レースを合わせての月間走行距離は大体400km~500kmほど。
レースの日程をこなし、それなりに走れるんじゃないか?と思ってきた5月の中旬、ついに大会のマップが届く。合計20ページにも及ぶマップは嵩張るし自分の位置がすぐに分からなかったので夜な夜なGoogle mapを作成した。

荒川と信濃川(上流は千曲川)に沿って走るために蛇行する形で本州を横断する。
3つあるレストポイントだが、最初の1つまでがやけに遠く
170km~レスト~95km~レスト~130km~レスト~125km
の様な感じで移動して行く。
今まで走った最長距離203kmは第一レストポイントをやっと越えられる程度、170km走って終わりなわけではないのであまり疲れないように走らなければならない、疲れないように170km走る・・・現実的でなさすぎて、とんでもないことに挑戦するんだなと改めて思う。
マップに加えて送られてきた今大会の冊子には、出走を決めた選手ひとりずつの大会に向けての言葉が書かれていた。
私も参加申込書を提出するときに書いたが他の人がどんなことを書いているのか興味津々で全員分を直ぐに読み終えた。
ゼッケンの若い順に皆の言葉が書かれていて、101までのゼッケンを持っている人は1回以上このレースを完走したことのあるベテラン。流石に大会に向けての言葉もどこか余裕を感じられる。
私と同じく520kmに初めて参加するはずの皆様も自己PRなどを添えて書かれている方が多く、前半ハーフ、後半ハーフを走ったことのある方や、優勝宣言をされてる方(実際優勝した)、TJAR、砂漠&南極マラソン、萩往還、スパルタスロン etc...
あれ??初参加の皆様もすごい人ばっかりのような・・・
走るときに着る物の準備やら、新しい靴などの準備に追われているうちに「川の道」3日前に行われたトレイルレース、「STY」の日がやってきた、ダメージを負うことなく余裕の完走を心懸けたつもりだったけどお尻に少々筋肉痛、慣れない靴で足の指にはマメが出来てしまう。
あの優しい鏑木さんの作ったコースは85kmでもあまり優しくなかった。
遅かれ早かれダメージを負うことに変わりはないので「誤差」の範囲内だと諦めて大会前日の競技説明会に向かった。

説明会に来た人たちは前回出たレースのことなどを話していた。
さくら道国際ネイチャーラン(250km)、UTMF(166km)、川の道(520km)全てを走る強者がいるという・・・、ネイチャーと川の道を走るのは最早普通みたいな会話が聞こえてくる。
皆様コアなウルトラランナーなので変態的な距離のレースで顔見知りになり、久々の再会を喜びつつ普通の人たちとは成り立たない変態話に生き生きと花を咲かせている。
完全に場違いなところに来てしまったと思い土曜日発売していたのを忘れて月曜日に普通に買った週刊少年ジャンプを読んで心を落ち着ける。
主催者の館山さんから競技説明、何度も優勝しているベテラン選手の吉岡さんからコースの細かい説明などが談笑を交えて行われ、全てのレースで完走している「走る落語家」三遊亭楽松 師匠から皆様へアドバイスと寄席の宣伝が行われた。
「脚が倍に腫れても、マメが潰れても、爪が剥がれても、気持ち悪くても脚の骨が繋がっていれば走れる」
「一歩脚を出せば一歩進む、とにかく止まらずに脚を出す」
「走れるうちに歩く、走れなくなってから歩いたのでは回復が遅い」
「途中コンビニのない区間がある、時間帯に寄って店が開いているので頭の隅に入れて走ること」
なんだか凄い説明を受けたがもう楽しむしか無い、明日の忘れ物をしないために家にすぐに帰って持ち物の最終チェックをして当日に備えた。
~つづく~
