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HELL NOTE

     猫とプロレス

        いと をかし


木曜日の夕方、黒にゃんこは、虹の橋を渡っていきました


結局、私は何もできなかった



お腹いっぱいのごはんを食べることもなく

ひとりで行ってしまった




だけど

虹の橋を渡るときは

五体満足に戻り、病気やケガからも解放され

不安も取り除かれるというから


きっと黒にゃんこの足も治ってて

轢かれたときの痛みもなくて

ニコニコしながら仲間が待つ天国に

後ろも振り返らずに

旅立っていったんだと思う




獣医さんが言うには、病室に入ってからは、ずっと眠ったままだったらしい


最後の顔が

まるで眠っているみたいで

いつもうちのにゃんこが私に見せてくれるような可愛い寝顔で

そっとなでると起きて「ニャ~」と鳴いてくれそうだった


苦痛に歪んだ顔じゃなくて安心した




そして何より

黒にゃんこがアスファルトの上じゃなく

柔らかいタオルの上で息を引き取ることができて良かった



もう、男の子だったのか女の子だったのか

それすらわからないけれど


今度また

にゃんことして生まれてきたら

その時は絶対に

家族になろうね。


待ってるからね。




安らかにおやすみなさい





昨日、社長が「作業場に、車に轢かれて動けない猫がいるから移動させて」と私に言ってきた。

でも、見に行くと姿が見えず・・・どこかに入り込んでしまった様子。

かなり弱ってるとのことで、気になりつつも諦めました。


そして、今朝。

机の上に「怪我をして動けない猫が検査室にいるので、保健所か衛生局に連絡してください」というメモが置いてあった。

保健所なんてとんでもない。

痛い思いをしたうえに、更に苦痛を与えるなんてできない。

連れて帰って獣医さんに診てもらおう。

そう思って、ダンボール箱を手に検査室に行くと、グッタリと横たわった黒にゃんこが。

でも、まだ息はある!


とりあえず、にゃんこを箱に入れてもらい、女子更衣室へ移動させました。

閉めきった更衣室は暑いので、昼からエアコンを入れてあげると、ようやくスヤスヤ。

何度か様子を見に行っても、グッスリと眠っていました。


夕方まで頑張って待っててね・・・。

そう願いながら、やっと5時になり、片づけを済ませて更衣室に入ると・・・

にゃんこ、待っててくれました!

もうちょっとだから頑張れ、もう大丈夫だからね。

そう声をかけながら、車に乗せて獣医さんへ。


到着して降ろそうとしたときに、トラックが獣医さんの横を通ったんですが、そのとたんににゃんこが震えだした。

きっと、轢かれたときの記憶が蘇ったんだろうな。


息が荒くなって苦しそうにしているにゃんこを一目見た獣医さんは「胸を打ってるな。」と言い、エコーでお腹を見てくれました。

「膀胱は破裂してないから大丈夫。もし破裂してたら、2日ほどで死んでしまう」とのこと。

だけど、肺や横隔膜が破れている可能性が大きいので、3日間がヤマだそう。

腕の血管に点滴をしてもらいながら、奥へ連れて行かれました。

「しばらく預かっておくので、何かあったら連絡しますね」と言われました。


診察してるときに気付いたんですが、この子後ろ足の先がないんです。

それを言うと、先生は「多分、今回の怪我ではないね。」

確かに、傷口は完全に癒えて、最近のものではないというのは素人目にもわかる。

ってことは、過去にも痛い思いをしたんだ、この子・・・。

足の先がないってことは、交通事故というよりも・・・ネズミ捕りなどの罠にかかったんじゃないかな。


なんで、何の罪もない子が何度も痛い思いをしないといけないの?

野良ちゃんとして生きていくだけでも過酷なのに・・・。


雨の日も風の日も、暑い日も寒い日も、何の心配もなく過ごせるようにするから。

安心してお腹を上に向けて寝られるようにするから。

どうか頑張って。

痛くて辛いまま、命尽きるのはあまりにも悲しいよね。

あなたが元気になって迎えに行くときは、美味しいものたくさん買って行くからね。

だから、どうかどうか生きて。



あなたの名前は

男の子だったら「テツ」

女の子だったら「アイ」

って決めてるんだからね。


鉄工所で出会ったからテツ、アイアンのアイ。

帰ってきて性別が分かったら、迷子札を注文しようっと。





我が家のやんちゃ坊主、こじ君がうちの子になって今日で5年目。

息子が1年生のときに、卒園した幼稚園の七夕祭りの帰りに出会ったんです。


詳細はコチラ


早いなぁ、もう5年かぁ。

こじ君、うちのニャンコの中では小さい方だから、まだ2歳ぐらいにしか見えないよ。

年下のハン君なんか、めちゃくちゃ貫禄があるっていうのにw


怖がりで、繊細で、それでいて好奇心旺盛なこじ君。


キミが教えてくれたこと

それは「諦めなければ願いは叶う」だね。


一生懸命「生きたい!家族が欲しい!」っていうこじ君の願いが天に通じて、私たち家族とこじ君を引き合わせてくれたんだろうね。


これからも、ずっとずっと一緒にいようね。


HELL NOTE
※画像は箱を陣取られてショボーンなこじ君w