わたしはB型作業所に通う、重度統合失調症患者です。

 

 B型作業所は、喫茶店を運営しており、そこでわたしは配膳やレジ打ちをしています。

重度統合失調症患者としてはまあまあ高度な仕事だと思います。

 

 どうじに精神福祉において、わたしのいまの作業所のメンバーはとてもいまの作業所に満足している当事者の方が多いです。

もちろんすべての患者に適した仕事ではないかもしれないですが、このような作業所で働くと、まず自分がじっさい職場の戦力になっていること

への自信などがでてくるようです。ここで働く多くの当事者の方がみずからのその仕事に誇りをもっているのをとても感じます。

 

 そしてわたしは、より具合の悪い方のいらす施設にも通っていたことがありますが、もちろんそこの当事者の方、そしてこんかいの作業所で当事者の方と接することで、絶望的とも見られていたような、わたしのような重度精神障害者にも、ものすごい可能性を感じるようになりました。

 

 おおくの障害者雇用や作業所など、精神障害者の能力を軽視してはいないでしょうか?そしてどうじにわたしはすごく感じることですが、

おおくの当事者が、物事の考え方にかなりの隔たりがあり、そのことで自分を苦しみ、また、それが改善されないことに、もどかしさを感じました。

 

 というのはわたしはデイケアで、そこで認知行動療法の講義があり、じっさいスクールカウンセラーをされている、認知行動療法を勉強した心理士の先生がまいかいいらして、集団で認知行動療法のカウンセリングしてくださいます。そしてわたしはこれにより、とてもとても人生が楽になり、たのしくなり、ストレスが減りました。

 

 しかしわたしが以前、読んだ本やネットのWEBサイトには、統合失調症患者にカウンセリングは有効ではない、という論説があったり、

いまもこうした重度精神疾患患者の心理療法は重要視されていません。もちろん体調の悪い重度精神障害者が、認知行動療法などのレッスンを継続的に受けることはとてもむずかしいことはあるとおもいます。しかしわたしのそこのデイケアで根気よくレッスンを受けている当事者はだいたいよくなります。もちろんそこまで根気よくやり続ける当事者はすごく少ないのですが。

 

 わたしはおおくの体験をし、統合失調症など精神疾患は人間的な問題だと思います。むしろそれは病気ではないのでは?過度のストレスで脳の神経などが正常に働くなることはだれにでもあることで、それが慢性化したのが精神疾患患者のほとんどではないか?

そしてそもそもその過度のストレスを感じやすい、考え方の隔たりがあるケースがあっとうてきにおおいと、当事者の現場に10年以上いたわたしが感じたことです。

 

 わたしはデイケアでの認知行動療法などのレッスンを根気よく3年ほど受け続けてきました。そこでのわたしの知恵や、またいまは減薬して悪化しましたが、もともとクローズのアルバイトでアパレルの接客の仕事をしてもいいと、主治医、作業所のスタッフ、ケースワーカー、保健師、などから許可をもらえるまでよくなっていました。

 

 そこでのわたしの知恵が、もしみなさまの役にたつことがあれば、またどうじに自分のためにも、ブログを書いてみる次第です。