統合失調症の根底、あるいは他の精神疾患もそうだが、ぐるぐる考え続けたりして、神経を酷使して、その防御機能で、興奮物質がでたり、これがドーパミンであり、あるいは酷使するが興奮物質がでない循環のタイプの人間もいるが、これが双極性障害や、神経症でもある。
無論全てに当てはまるわけではないが、このようなタイプは、感受性のたかさがある場合がとても多い。
精神疾患患者は、発症前、あるいは気にしすぎるため、恥ずかしいなどして、身だしなみの問題に無頓着である場合など、他者から外見的に認めてもらえないなどの問題があり、見てみないふりをして、ストレス過剰になる。たとえば、歯磨きを怠り、歯周病になれば、口臭がするが、そのような問題を自覚できなければ、他人とのコミュニケーションで、他人の反応が悪いことなど、当事者はストレスになり、口臭だけでなく、つもりに積もったコンプレックスなどが、社会性を減退させ、そのまま悩み抜き、精神疾患になるケース。これは感受性のたかさがある場合もあるが、必ずしもそうではない。
もちろん発達障害や、ADHD、強迫性障害などの場合はもちろん、その障害により、社会出の活躍のハードルが高くストレス過剰で精神疾患も合併しやすいだろうし、
そのような障害にいかないまでも、いじめや、虐待、家族環境の悪さ、学校環境の悪さ、仕事場の悩みなども、積もれば発症しやすい。
このようななかで、ほとんどどのような人間も、条件によれば、精神疾患は発症すると思われる。困難さが過剰に生じればだれでも精神疾患になると思われる。
一卵性双生児のなりやすさなどの問題、一卵性双生児は50%発症する、あるいは精神疾患患者の子供は精神疾患になりやすいなど、感受性がありすぎる問題や発達障害系の問題、はもちろん先天的なものでもあり、その他能力的な隔たりがあれば社会的困難さが生じ精神疾患になりやすいことが、遺伝と関わると仮定できるわけで、癌や身体疾患のように精神疾患が遺伝するのとは違うとおもわれる。
重要なのは、知見であり、社会的困難さを、緩和していくことである。
そのためにはまず、心理療法や、身だしなみ、コミュニケーション技法、リハビリテーション、など精神科医、心理士、福祉業界で、その知見を理解して、患者を導いていくべきではないか?
わたしはもともと感じやすいHSPが根底にあり、そのことから考え方の隔たりが生じやすいこと、あるいはそもそも感じやすいストレスもあるし、家庭環境や学校環境など、精神疾患になった理由は、多数あるとおもわれるが、
徹底的に心理療法を取り入れ、デイケアでの心理士によるグループ療法を三年以上やり、マインドフルネスの本を何冊もよみ、ストイックにやりつづけ、課題となるコミュニケーションなども、徹底的に本で読むなど研究して、努力を続けた。
もはや考え方に問題は生じない。コミュニケーションも困難さはない。デイケアのレッスンでも、テストで、コミュニケーションにストレスはないと判定される。
また敏感な性質はまさに、芸術の才能である。
精神疾患だから芸術の才能があるわけではない。しかし芸術の才能になる敏感な性質は精神疾患になりやすく、精神疾患は芸術の才能を阻害するのである。別の言い方をすれば、精神疾患患者の敏感な性質からくるケースは、芸術の才能があるし、あるいはことこまかなことに気づく能力があるし、そしてその適正を、精神疾患は阻害して能力の発揮を困難にする、のである。
この理解ができれば、いまの日本の障害者雇用や福祉のおかしさを目の当たりにする。
庶務の事務作業、軽作業、清掃、封入作業などは、一切このような精神疾患患者の適正とはちがうのである。