★第一話★ Part1
太陽がまぶしく照らして目が覚める朝。
セミの鳴き声で暑いと思う昼。
湯上がりが気持ちいいと思う夜。
暑い夏の記憶ー
雲ひとつ見えない午後。
街から少し離れたところに大きな建物が見える。
それを俗に「少年院」という所と言ってよいだろう。
その中から看守らしい男に連れられひとりの少年が出て来た。
少年は黙って看守にお辞儀をすると足早に少年院を後にした。
少年の名前は久保田 修。
ちょうど半年前、強盗暴行事件のため、少年院に入れられたのだ。
修には計画通りだった。
「おう!!今日だったんだ出所したの。」
「シュウ、うまくいったか?」
「シュウさんのいない間大変だったんすから。」
修は街中にあるビルの地下に足を運んだ。
中には15~19歳の少年たちが10人くらい集まっていた。
彼らは学校へも行かず、かと言って働かず、金がなくなったら人様から巻き上げる....。
その繰り返し。
世間でいう『おちこぼれ』という団体だ。
「それにしてもシュウ、相変わらずクールだな」
修の同期で一番仲のいいカズ。
「サツにはうまく誤魔化しといたから心配するな。」
先輩のアキヒロ。
「シュウさん、オレ、シュウさんのいない間、腕を磨いたんですから。」
シュウのことを尊敬しているノリ。
他にもたくさんの仲間たちが声をかけた。
「よし!!今日はシュウの出所記念ということでパァとお祝いしますか。」
アキヒロの言葉でいっせいに盛り上がる。
それを聞いた修は
「それはそうと金はどうするんだよ。」
「もちろん、アレで行きますか。」
○●○●○●○●○
夕日が沈み、虫の鳴き声が目立ってきた頃、街中のある高校の電気が消えた。
交通の便もよく人通りも多い所である。
その高校からひとりの少女が出てきた。
その少女は顔立ちもよく、素直で、礼儀正しいということが外見からでもすごくよく分かる。
あーあー今日も一日暑かったなぁ...
そんなことを思いながら公園の中を横切った。
ふとベンチに目をやると今日はいつものカップルはいない。
良かった。
いつもベタベタ...
いなく方が気が楽だ。
公園の街灯がぼんやりと光っていてキレイたなー。
そう思った時、
「動くな。」
誰かに口を塞がれた。
やだ。
コワイ。
助けて。
「おい。おまえら早く。」
「何だよ。高校生じゃねーか。」
横から次々と男達が出て来た。
Part2へ続く
セミの鳴き声で暑いと思う昼。
湯上がりが気持ちいいと思う夜。
暑い夏の記憶ー
雲ひとつ見えない午後。
街から少し離れたところに大きな建物が見える。
それを俗に「少年院」という所と言ってよいだろう。
その中から看守らしい男に連れられひとりの少年が出て来た。
少年は黙って看守にお辞儀をすると足早に少年院を後にした。
少年の名前は久保田 修。
ちょうど半年前、強盗暴行事件のため、少年院に入れられたのだ。
修には計画通りだった。
「おう!!今日だったんだ出所したの。」
「シュウ、うまくいったか?」
「シュウさんのいない間大変だったんすから。」
修は街中にあるビルの地下に足を運んだ。
中には15~19歳の少年たちが10人くらい集まっていた。
彼らは学校へも行かず、かと言って働かず、金がなくなったら人様から巻き上げる....。
その繰り返し。
世間でいう『おちこぼれ』という団体だ。
「それにしてもシュウ、相変わらずクールだな」
修の同期で一番仲のいいカズ。
「サツにはうまく誤魔化しといたから心配するな。」
先輩のアキヒロ。
「シュウさん、オレ、シュウさんのいない間、腕を磨いたんですから。」
シュウのことを尊敬しているノリ。
他にもたくさんの仲間たちが声をかけた。
「よし!!今日はシュウの出所記念ということでパァとお祝いしますか。」
アキヒロの言葉でいっせいに盛り上がる。
それを聞いた修は
「それはそうと金はどうするんだよ。」
「もちろん、アレで行きますか。」
○●○●○●○●○
夕日が沈み、虫の鳴き声が目立ってきた頃、街中のある高校の電気が消えた。
交通の便もよく人通りも多い所である。
その高校からひとりの少女が出てきた。
その少女は顔立ちもよく、素直で、礼儀正しいということが外見からでもすごくよく分かる。
あーあー今日も一日暑かったなぁ...
そんなことを思いながら公園の中を横切った。
ふとベンチに目をやると今日はいつものカップルはいない。
良かった。
いつもベタベタ...
いなく方が気が楽だ。
公園の街灯がぼんやりと光っていてキレイたなー。
そう思った時、
「動くな。」
誰かに口を塞がれた。
やだ。
コワイ。
助けて。
「おい。おまえら早く。」
「何だよ。高校生じゃねーか。」
横から次々と男達が出て来た。
Part2へ続く