薄暗い空。
細い田舎道。
車などとおれず、舗装などもない。
一匹の獣が擦り寄ってきた。
その形から『猫』に近い。
『みゃあ』
鳴き声をともに顔をあげる、そこには幾つもの眼球。
重なり合うように、ボコボコと、昆虫の複眼のように出ていた。
次々と現れる獣たち。
足が何本もあるのに、ほぼ機能していないもの。
逆に足のないもの。
頭部が二つに分かれているもの。
頭部がめり込んでいるもの。
皆がこちらを見ている。
不思議と怖いとも、思わず。
ただ、触れてはいけない存在だとは思った。
天界に住まうという、上級天使たち。
その位があがれば上がるほど所謂異形の形態となる、という。
私は審判を受けたのか?