「予算」って、どんなイメージがありますか?

 

わたしは家計管理を始めた時、予算と聞くとなんだかお金に縛られているような感覚がして、すこし気持ちが重たくなっていました赤ちゃんぴえん

 


でも数年間家計管理をしてきた経験と、現在家計整理アドバイザーの勉強をしているなかで、予算への概念が変わり、家計管理が楽しくなったのです飛び出すハート

 

今日はその事について書いてみようと思います。

(予算と言っても、固定費とか特別費とか色々ありますが、今回は生活費とも呼ばれる、変動費の予算についての話です。)

 

 

 

家計管理の目的とは?

 

その前にまず、家計管理の目的とは、何でしょうか。

わたしは、節約して貯金を増やすことが1番の目的ではないと思っていて、自分や家族が価値をおくもの、大切にしていることに納得してお金を使えるようにすることが、家計管理の1番の目的だと思っています看板持ち

 

なんとなくではなく、常に納得して価値があると思うものにお金を使えたら、暮らしがより楽しくなると思うのです指差し


でもその価値観は人それぞれ全然違っていて、家庭の数だけ価値観はあると思っています。

 

なので、過去のわたしがそうだったのですが、雑誌などを見て、収入も家族構成も似ている家庭の家計管理をまねしても、なんか上手くいかなくてしんどくなってしまったり、逆にもやもやにつながってしまうことが多かったんです。。赤ちゃん泣き

 

それは、自分や夫が何に価値をおいているのかをきちんと話し合っていなかったし、その価値観を無視して予算をたてて、無理やりその予算のなかでやりくりしようとしてしまった結果だと思っています。

 

なので、予算を組むときは、自分と家族が価値があると思う支出をきちんと理解して、それを予算に反映していくことがとても大切なのだと学びました。

 

 

予算をたてるまえに大切なこと

 

 

それでは次に、予算をたてるまえに考えたい、大切なことをお話しします。

 

家計をしっかり管理していきたい方は、予算は立てた方が良いとわたしは思います看板持ち


 

ただ予算を立てる過程が大切だと思っていて、まず最初に、自分や家族がどんな風に暮らしたいのかを考えることが、とても重要だと思っています。

 

市販の家計簿や他の家庭を真似た費目に対して予算を立てるのではなく、まずは自分の価値観にそった費目を立てることが大切なのです看板持ち

 

 

最近、何名か家計管理のお手伝いをさせてもらう機会があったので、例に出して書いてみますね。


 

【友人Aちゃんの場合】

 

Aちゃんは、お菓子作りが大好きで、週に1回は、好きなお菓子を作りたいし、材料もとてもこだわっていて、そこに価値をおいている子です飛び出すハート

普段の食事も食材などにこだわり、大切にしていました。またAちゃんは小学生のお子さんがいて、博物館や動物園などのお出かけが大好きです。なので以下の費目をたてることになりました。

 

・お菓子作り費

・食費

・レジャー費(外食も含める)

・その他

 

他の交通費や日用品、交際費は「その他」という費目にまとめ、一括でざっくり管理することにしました。(ちなみにAちゃんは医療費は固定費に入れていて、毎月一定額を積み立てています。)

 

Aちゃん家族が大切にしたいお菓子作り費・食費・レジャー費を独立させたことで、好きなことを予算の中で目一杯楽しめるように、工夫されていますひらめき

また重要視していない「その他」にまとめた支出に関しては、一括で節約を意識し、とてもメリハリのある家計管理ができるようになりました。

 

 

【Bさん家の場合】

 

Bさん夫婦には高校生のお子さんがいらっしゃいます。お子さんは運動部に入っていて、遠征などの費用が月に数万円かかるそうですが、お子さんの活躍を喜び、応援されていますニコニコ

また月に数回、旦那さんとフレンチなど少し良いお店で外食されていて、これを楽しみにお仕事を頑張っているとのことでした。Bさんの変動費に関しては、以下の費目をたてることになりました。

 

・部活費

・外食費

・生活費

 

お子さんの部活動にはいくらかかっても応援したいですが、かかる費用はきちんと把握した方がBさんの不安が減り安心できそうだったので、「部活費」という費目をたてました。毎月の楽しみである旦那さんとの外食も、「外食費」という費目にあらわしました指差し

そしてこの部活費と外食費以外は、すべて「生活費」という費目にまとめて、予算をたてることになりました。(ちなみにファストフードやファミレスなど普段の外食は、Bさんは、この「生活費」の費目にいれて管理されてます。)

 

「生活費」に食費や日用品、交通費や交際費などの支出を一括にまとめ、部活費と外食費以外は全体的に不要な支出を減らしていくという、Bさん家の価値観にそった費目ができあがりました。

 

 

AちゃんもBさんも、自分や家族がどうやって暮らしたいのかを考え、それを費目として表したのです。

 

このように最も価値をおくものを費目化し、その費目を大切にできるように独立させると、使いたい支出と節約したい支出がはっきり区別できて、家計管理にメリハリがつくと思います看板持ち

 

 

✳︎他の費目の例✳︎

 

⚪︎月に数回は映画を見たい→「映画費」

⚪︎本は月に数冊買いたい→「読書費」

⚪︎好きなものに囲まれて暮らしたい→「インテリア費」

⚪︎推しの応援をしたい→「推し活費」

 

など・・・

 

自分や家族が好きなことを考えると、少しワクワクしませんか?飛び出すハート

 

 

逆に価値をおいている費目であっても、際限なくそれに費やしていたら、使い過ぎてしまった・・・と言うモヤモヤも発生してしまうので、優先したい費目を独立させて予算をたてることで、その使いすぎも防ぎやすくなると思います。

 

 

予算ってその家庭の価値観があらわれるので、結構おもしろいし、奥深いのです指差し

 

 

それではここまで読んでくださりありがとうございます

 

長くなってしまったので、次回に続きます看板持ち

 

 


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