祖母の葬儀は雨だった。

心なしか感傷的になった。

葬儀は湿やかに行われ、
「良い葬儀だった」と
家族は言った。


通夜が終わり、告別式までの間
線香を絶やしてはいけないので
葬儀の行われる会館に泊まり込み、
オレは線香を取り替える
役目を買って出た。

家族は病院から付き添いで
不眠不休だった。


線香を取り替えたのは
朝の4時。

みんなが寝静まり1人、
祖母が安置された棺と遺影のある部屋で
祖父と祖母との思い出に馳せていた。

祖父と祖母は俺達兄妹に
優しかった。

親から初めて聞いた話も含め、
色んなエピソードがあった。


オレはあの祖父と祖母と
家族で居ることを誇りに思う。


安らかに。