歌詞
俺達のバンドは曲が先に出来て歌詞を後からはめ込む、曲先行型である。今の所俺が書いているが、昔は歌詞を書くなんて事は考えられなかった。一応中学の時から曲を作ったり歌詞を書いていたが、曲の方はまだしも歌詞はというと痛々しい限りだった。今でもそのノートは取ってあるが、これは死んでも見られたくない。俺はそんなに恥ずかしいと感じる事が少ない方なのだが、中学、高校の時の歌詞は本当に見られたくない。こればっかりは恥ずかしい。なのであまりの歌詞のセンスの無さに歌詞を書く事を封印する事にした。それからというもの、曲で自分の気持ちを表現するしか道が無くなった。しかし3年前位から俺が書かざるおえない状況になり、試しに書いてみる事にした。メンバーは俺がどの位歌詞のセンスが無いのかを知らないのだ。メンバーにいかに歌詞を書くセンスが無い事を伝えたが、とり合ってもらえなかった。書いてみると意外と楽しく、気持ち良かった。自分の気持ちを表現する言葉を探していくのが楽しかったのだ。メンバーに見てもらったら、何か所かの書き換えはあったものの、いいんじゃないという事だった。あれ?あの時の俺は何処にいったの?こっぱずかしい歌詞しか書けなかった俺が?と自分でもビックリ。メンバーがいいんじゃないという事はなんとかなっているという事。少しは自信になった。それから書くのがより楽しくなった。俺の場合歌詞のテーマと映像から言葉を探してくる。映像は自分が経験した事だけ。想像では書けない。なので俺の中でははっきり映像が浮かんでいる。でもそれをストレートに表現するのがあまり好きでは無い。抽象的すぎても伝わらない。程良い感じが好きだ。その程良い感じって俺のものさしだよね?と書いてて今思った。リアルなものを極薄のコンドームで包んだ感じ・・・たまに破れる危険もあるハラハラする感じ・・・