9月5日は「国際チャリティー・デー」(International Day of Charity)
国際チャリティー・デーは、慈善活動やボランティア活動の必要性や理解を訴えることを目的に2012年の国連総会で制定されました。
貧困や差別、病気などに苦しむ人々を支援するため、実際に行動を起こす慈愛や博愛の精神を世界に呼びかけたいとの願いが込められています。
国際チャリティー・デーの制定には、ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサの存在が大きく関わっています。
マザー・テレサは、その人生をかけて貧しい人々、弱い立場に置かれた人々の救済に尽くしました。
国際チャリティーデーは、ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサの没日にちなんで、2012年に国連が制定しました。
1910年に生まれたマザー・テレサは、1928年にインドにわたり、貧困に苦しむ人々を救うため慈善活動を始めました。
コルコタ(現在のカルカッタ)に「神の愛の宣教者会」を創立し、世界中の人々のために働きました。
テレサは修道会のリーダーとして「マザー」と呼ばれ、その活動や精神はいつしか世界中に広がり、「コルカタの聖テレサ」と呼ばれるようになりました。
マザー・テレサの言葉は深い慈愛と人間への理解に満ちており、心に響くものが多くあります。彼女が残した名言をいくつかご紹介します。
「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから」
「あなたは、あなたであればいい」
「平和は微笑みから始まります」
「愛されることより愛することを。理解されることより理解することを」
「人間のほほえみ、人間のふれあいを忘れた人がいます。これはとても大きな貧困です」
「私たちは、大きいことはできません。小さなことを大きな愛をもって行うだけです」
国際チャリティー・デーに際し、世界中でさまざまな広報・啓発活動が開催されています。
世界的な貧困、災害など、問題の規模があまりに大きいため、「何をどうすればよいのか、正直わからない」と感じる方もいると思います。
個人ができる活動としては、地域のボランティアに参加する、募金を行う、SNSで慈善活動を広めるなどがあります。
お金を寄付することだけがチャリティーではありません。まずは国際チャリティー・デーを知り、世界の問題に関心を持つこともチャリティーへの一歩です。
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