フリードライヒ運動失調症(FA)患者の生理指標フラタキシン(frataxin)の増加がLarimar Therapeutics社のフラタキシン供給薬nomlabofusp(ノムラボフスプ、CTI-1601)のPh2試験で認められ、来年2025年後半にnomlabofuspを取り急ぎ承認申請することを目指しており、フラタキシン量をその承認申請の拠り所として使うことについてFDAと話し合いを始めています

 









Biogen社のフリードライヒ運動失調症(FA)薬Skyclarys(スカイクラリス;omaveloxolone、オマベロキソロン)を米国に次いで欧州委員会(EC)も承認
 





フリードライヒ運動失調症について

脊髄小脳変性症の一種で、歩きづらさから始まり、運動機能障害が進行する遺伝性(常染色体潜性遺伝/劣性遺伝の疾患

小脳(運動のバランスを司る)や脊髄に異常をきたし、これらが萎縮してしまう

欧米で多いが、日本では報告例がない(国内報告例は全て外国人)

米国では、5万人に1人程度発症すると言われている
20歳までに発症する事が多い